藤士郎が現世に行って1週間
今日、帰ってくるはずだ
蓮遠
えっと、これかな?
私は図書室に行って アルバムを探していた
何のアルバムかというと藤士郎達が 載ってる卒業アルバム
蓮遠
あ、いた
中を開くと、すぐに見つかった
蓮遠
みんな同じクラスだったんだ
蓮遠
なんか、いいな
図書室内にある椅子に座り見ていた
故に気づかなかった
蓮遠
っ!!
突然後ろから首を絞められた
蓮遠
ぁ、れ……
誰、と言おうとしたが言葉にならない
??
……くじゃ
??
僕じゃ駄目なんですか!?
蓮遠
(この声は……)
蓮遠
モブ、くん?
モブ
覚えててくれたんですね
蓮遠
っ……
蓮遠
手、を、離し…て
息が出来ない、そう思った時 首から手が離れた
蓮遠
ゲホッゴホッ
モブ
先輩、付き合ってる人がいましたよね
蓮遠
いる、けど
蓮遠
(まぁ、フリだけど)
モブ
別れたのなら僕じゃ駄目なんですか
蓮遠
別れて、ないよ?
モブ
嘘だ
モブ
これを見ても嘘じゃないって言えますか!?
スマホの画面には私と 景と晴の姿が写っている
モブ
この間学校帰りに来てこの人達と遊びに行ってたじゃないですか
蓮遠
この人達は、友達だよ
モブ
嘘だ
モブ
どうして僕じゃ駄目なんですか
蓮遠
だから
モブ
僕と付き合ってくれないんですか
蓮遠
話を聞いて
モブ
もう、いいや
そう言った途端、モブくんから 凄まじい気配を感じた
蓮遠
!!(この気配)
蓮遠
魔……
見た感じ、取り憑かれてる
蓮遠
モブくんは、こんなことする人じゃない
助けなきゃ、でも
蓮遠
私じゃ、無理だ
応援を呼ばなきゃ
蓮遠
(その間は時間を稼がなきゃ)