寧々
え?敵対って…本当に?
花子くん
ああ、やっぱり、危険な怪異を野放しには出来ない
寧々
でも…危険だし…
花子くん
大丈夫!俺はもう死んでるんだから
花子くん
ヤシロも、怖いなら無理に…
寧々
は、花子くんと一緒じゃないのは嫌!
花子くん
………そっか…
花子くん
でも、危険な事はしない
花子くん
分かった?
寧々
うん!
花子くん
やぁ、ウツ先生
ut
こんにちは、どうしたん?
花子くん
俺は君たちと戦う、
ut
ふふ、そっか…
ut
じゃ、頑張って生きてな
大先生が片手を差し出す
花子くんがその手を包丁で切りつける
その瞬間、大先生の周りにいた怪異の皆が、花子くんに襲い掛かる
花子くん
さーて
花子くん
ヤシロはあっち行ってて、ヤシロがいれる程、安全じゃないから
寧々
あっうん
ut
なぁ、寧々ちゃん
寧々
あっ大先生!
ut
ちょっとええか?
寧々
良いけど…?
ut
皆の弱点知りたい?
寧々
えっ?
ut
このままじゃ、勝ち目はゼロやし
ut
それじゃあ、面白くないやん?
舐められてる様な気がするけれど、聞いておいた方が良さそう
寧々
教えて貰えるなら、知りたいけど…
ut
皆にもな、依代があるんや
ut
で、その依代が僕…
ut
寧々ちゃん、どうやって壊すかわかる?
寧々
分からない…
ut
あのな
大先生が手に滴り落ちている血を頬につける
血が付いた頬から、札が見える様になっていく
ut
こう言う事や
寧々
見たことない…
ut
まぁ、僕らはイレギュラーやから
ut
って事で、頑張り
寧々
あの…一ついいかしら?
ut
ん?
寧々
何で、私に味方するの?
ut
んー…僕、争いとか好きじゃないねん
ut
あんまり信じられへんかもしれんけど
ut
出来るだけ、平和的に解決したい
ut
昔な、僕の事いじめて
ut
殺されちゃった子がいたんよ、もう顔の原型がないくらいぐちゃぐちゃにされちゃって
ut
それが、ずっとトラウマなんかな?
ut
2人には、そんな風にはなってほしくない
寧々
そっか…
寧々
優しいんだね、大先生
ut
そう?
寧々
最初は怖いなって思ってたけど、今なら信用できるかも
ut
お互い、頑張ろうな
寧々
うん!