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泣いてまうわこんなの…最高やんけ… リクエストで曲パロじゃない方はペアは黒青でほのぼの! 曲パロの方は、箱さんの好きな曲でペアは黒青で!(曲がなんも思いつきませんでした!ごめん!) どっちかお好きな方で!
箱
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☡ 水さん 桃さん 登場ありです 。
きらきら輝くこの街で 白い息を吐きながらそんな 会話をいむくんと交わす 。
今日は世界中の人々が恋人と 過ごしたり家族との時間を とる クリスマス だ 。
そう手をふる彼は まるで あの人 みたいで 、 昔大事だったあの人に 重なるものがあった 。
クリスマス の 夜に流す涙は 冷たくて 、 悲しみしかない そんな虚しい涙だった 。
彼と出会ったのは2年程前 まだ僕が大学生だったころだ 。
あのときは過度の睡眠不足で 倒れてしまいあの病院に入院 しているときだった 。
そんなときに彼と僕は出会った 。
たまたま同じ病室で
たまたまのお隣さん
今思えばそんな偶然もあったのかと 思う 。
そのときの彼もなんらかの原因で 倒れてしまい入院していたとのこと だった 。
そう話す彼は 靑崎 いふ と名乗ってくれた 。
それから僕は まろちゃん まろちゃんは しょにだ なんて ふざけたあだ名をつけたりする程に 仲良くなった 。
そしてそれからまた2週間後 僕らももうそろそろ退院 なんて所まで回復していた 。
病院の中なら歩いても良いとの 了承をもらって僕らは少し 2人 で廊下や庭園を散歩していた
僕にとっては他愛もない 、 そんな 会話だったのにまろちゃんは 少し目を潤わせていた 。
そんなまろちゃんの姿を見た 僕はいてもたっても居られなくて まろちゃんを抱きしめるしか できなかった 。
そう言いながらまろちゃんは 俯いて
そう消えそうな声で呟いた 。
そう言うと先程まで下げていた 頭を思い切り上げて僕の瞳を 見つめてきた 。
そう優しく言うとまろちゃんは また目に涙を溜めて泣き出して しまった 。
『 一緒やからな 。 』
そうこれが僕たちの出会いだった 。
でもそれから1年後
あのときは僕が丁度 就活で忙しくてあまり私生活にも 余裕がなかった 。 自分の時間なんて尚更 。
僕らはそれから会うことが 少なくなってしまった 。
連絡の頻度も週にあるかないか程
それは僕からしたらただの地獄で
でもまろちゃんも忙しいのかも なんて考えてばかりだった
でも最悪に今日は就活先で 重大な失敗を犯してしまった 。
今日はたまたままろちゃんと 電話をしような なんて話ていた 日だった 。
だから朝からすごく調子がよかった
でもそんなミスからそんな気分も 全て地のそこに行ってしまった 。
そう愚痴を垂らしていると
( ぷるぷるる っ
ぶつくさと先程から愚痴を 垂らしていたものだから今の 気分は最低 。
そんな中から誰かからの通知と あらば不の感情はつのるばかり
でもそのスマホの画面をみると
彼女の電話を知らせる通知が あった 。
慌てながらも受話器ボタンを押す 。
そう電話を切る彼の様子は何か 寂しそうで悲しそうな気がした 。
靑side
俺は明日にはこの街を出る 。
それは俺の病気が悪化してきて 元いた病院では手に負えなくなった からだ 。
俺の彼氏にはまた病気が再発 したのは伝えていたい 。
きっと彼は自分の事のように 心配してしまうから 。
それだけ心が優しい人だから 。
そう言いながらも歩くいつもの 帰り道は誰もおらずただ俺だけが 歩いている 。
俺の携帯はもともと無い
そのためいつも連絡するのは 公衆電話からだ 。
だから俺は近くに公衆電話がないか 探し回った 。
そこで見つけた1つの公衆電話の中に 入った 。
なるべく自然に そう言い聞かせる 。
あっていた頃と何も変わっていない 様子の彼を見ると自分も変わりたく ないなんて考えてしまう 。
ほんとはもう1つ彼に言いたく なかった理由があった 。
それは
その治療をすることで今までの 記憶が薄れてしまうあるいは 消えてしまうから 。
そんなこともあるため尚更 俺は彼に話すことが出来なかった 。
『 電話しかった 』 そんな彼の 言葉を聞くだけでも心が縮こまる 。
あいにく彼の方の用事で 会えないそう 。
ああ 、 だめだ今にも泣いて しまいそうになる 。
なんとかして発した言葉も ままならない 。
今にも溢れ出してきそうで 、 今までの大切な思い出が 会えないままに消えてしまうから 。
もう断ち切ろう 。
この街から出るとともに全て 忘れてしまおう 。
記憶が薄れてしまったときは彼との 思い出なんてなかったことに 。
そして新しい " 猫宮 " いふ として 出会えるように 。
そういう彼はものすごく 申し訳無さそうにそう言った 。
また なんて無いはずなのに また一緒にでかけたいそう 思ってしまう自分に少し 嫌気がさす 。
守れない約束を交わすのは どうかと思うが俺にはいつか 叶ってほしいという忘れていても きっと叶うそんな思いが 俺の中で勝ってしまった 。
ばいばい そんな言葉が俺たちを 引き裂く言葉だなんてきっと 彼は思わないだろう 。
そんなことを考えながら受話器を 握りしめたまま 、 涙が 浮かんできた 。
ああ 、この病気さえなければ ずっと2人でいれたのに 。
離れることもなかったのに 。
もっと彼と居たかった 。 俺を愛してくれた彼と
俺はそこでしゃがみこんでしまい 声を殺して泣いてしまった 。
この涙はきっと止まることを しらない 。
これは彼との思い出の長さ分 あるから 。
( こんこん っ
音がなる方をみるとそこには 俺の友達である ないこ と ほとけ が いた 。
( がらら っ
この2人には俺の病気のことも 彼のことも話している 。
彼だけには心配させたくなかった ため言えていなかった 。
彼との思い出も先程まで 明日にはまっさら消してしまおう 。
明後日の朝には全て忘れて いますように 。
だって 会いたくて会いたくて たまらなくなったときにつらいから
そんな思いをするくらいなら 彼には悪いけれど
白side
僕はかれこれ5分程はここで 涙を流していただろう
そのためか久しぶりに湧き上がって 来た思いは落ち着きを取り戻し つつある 。
そう歩みを進めるはずだった 。
でも僕にはそれができなくて できるわけがなかった 。
だって目の前にはあれ程に 夜な夜な探した彼の姿が あったから 。
そう僕は言いながら 目を強く擦ったがどうやら 現実のようで目の前にいる彼は まだ実在していた 。
僕の体は無意識に動いていて 気が付くともう彼の腕を掴んでいた
なんで そんな思いが頭の中をめぐる
これは紛れもなくまろちゃん 僕の彼女だ 。
でも何故かどうしてか彼の記憶 からは僕のことが消えている みたいで
僕にはそんなことが耐えられるはず なくてそこで情けなく座り込んで しまった 。
でもやっぱり忘れられても 彼の中の優しさは僕に刺さる 。 まるで昔のようで 。
静かにまるで別人のような彼と 2人クリスマスで輝く街をとぼとぼ 歩くのは僕にとっていかに 寂しいものかがよく分かる 。
あの後僕らは多くの若者や 家族連れが多くいる飲食店に 来ていた 。
果たして何も覚えていない彼に 僕はあなたの彼氏です なんて 行ってもよいのだろうか 。
でももし思い出してくれるのなら もしかしたら僕だと気づいてくれる かもしれない 。
そんな考えが頭の中をぐるぐると 回っている時
僕はとたんに地のそこに叩きつけ られたかのような気分になった 悲しみ 絶望的 そんな思いで いっぱいになった 。
記憶が消えている 目の前にいる彼は 確かにそう言った 。
知らなかった
彼が手術で街を出ていたなんて 。
彼らはこの事を知っていた のだろうか
そう泣き叫ぶ僕を悲しみの目で 見る彼ら
そう店員が来て僕らに告げた 。
確か彼の前の名字は 靑崎 だったはず
( からんからん
もう僕には きっと覚えてくれてる そんな淡い思いなんて無かった 。
今はただ絶望感しかない 。
2人と別れてから僕は ただ1人寂しく交差点で 信号が変わるのを待っていた 。
これは昔彼と歌った歌 。
もう僕のことなんか覚えてない 君にはきっと届かないだろうが 僕にはずっと僕だけの宝物 。
偶然だろうか それとも 運命なのか
また僕の目の前にはずっと 思い続けている彼が 立っていた 。
でもそんなことを言う僕の心とは 正反対に僕の身体は言うことを 聞かなかった 。
( ぎゅ っ
( す っ
( ぴろん っ
( たったったっ
僕は早く今のまろちゃんと 仲良くなりたいという一心だった 。
☡ 半年後
あれから僕らは週2で遊ぶほど 仲良くなった 。
そして今日 僕は今のまろちゃんに
もう一度告白する 。
今のまろちゃんは昔とは 違うはずなのになのに
あの花歌は僕らが分かれる前に 歌った歌だ 。
まろちゃんは僕のことは覚えて いない 。
でもそんな彼でも僕は 愛し続けてる 。
これで告白して振られたら もうこれっきりにしよう 。
そう決意して拳を握りしめた 。
こんな僕にも愛する人が出来たよ
愛してくれる人が出来たよ
そんな人を今度こそは手放さない ように
僕は今度こそはちゃんと大切に すると心に刻み込んだ 。
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
箱
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