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エリーゼ

IGもハロウィンを楽しんでるみたいでよかった

マンドー

そうだな。君のおかげだ

グローグー

るん♪

グローグーのカゴにはお菓子がいっぱいだ。

エリーゼ

ふふっ。
ご機嫌だね、グーちゃん

街の子どもA

あっ! エリーゼだ!
トリック・オア・トリート!

街の子どもB

お菓子をくれなきゃイタズラするぞー!

街の子どもC

するぞー!

イウォークの仮装をした兄弟が集まってきた。小さな丸い耳に、ふさふさの毛皮、ちゃんと尻尾まで付いている。

エリーゼ

はあぁ〜!
みんなかわいい〜!

わたしは抱きしめたい衝動をグッと堪えて、子ども達にお菓子を配った。

街の子どもB

マフィンだ!

街の子どもC

ありがとー!

街の子どもA

わたし、マフィン大好き!

エリーゼ

仲良く食べてね

グローグー

ばあ!

街の子どもB

うわっ! なんだこいつ

マンドーが一歩前に出た。

子ども達は、ビクッと震えて後ずさった。

街の子どもB

お、お菓子をくれなきゃ、イタズラ……

街の子どもA

しちゃう、かも

街の子どもC

かも

マンドー

どっちなんだ?

マンドーはため息を吐きつつも、クッキーの包みを子ども達に渡した。

街の子どもB

……! ありがとう!

街の子どもA

ハッピー・ハロウィン!

エリーゼ

ハッピー・ハロウィン!

街の子どもC

ガオーッ!

グローグー

んぎゃおー!

グローグーは負けじと吠えた。

街の子どもB

ほら、行くぞ

街の子どもA

早く来ないとお菓子食べちゃうよ〜?

街の子どもC

わーっ! 待ってー!

子ども達はケタケタと笑い、次の獲物を探しに夜の街へと消えて行った。

マンドー

まるで嵐だな

エリーゼ

ふふっ、仲良しでいいなあ。ねえ、あなたに兄弟はいるの?

マンドー

いや、一人っ子だった

エリーゼ

わたしも。
でも、あの子がいてくれた

日が沈むまで、一緒に遊んでいた。 寂しくはなかった。

マンドー

マンダロリアンに助けられてからは、争ってばかりいたが、兄弟と呼べるような存在はいたよ

パズ・ヴィズラさんのことだろうか。 マンドーは、懐かしむように言葉を紡ぐ。

マンドー

俺がそう思っていただけかもしれないが

エリーゼ

そんなことない

キッパリと言い切るわたしに、マンドーは少し驚いた様だった。

マンドー

……だといいな

もう確かめることはできない。でも、きっと───

誰かがわたしのローブの袖を引っ張ってきた。

エリーゼ

え?

振り返っても誰もいない。

マンドー

どうした?

エリーゼ

今……

突然風が吹き、マンドーのマントが揺らめいた。

マンドー

……?

まるで、何かが通り過ぎたような……

エリーゼ

グーちゃん? じゃないよね

グローグー

んふふっ

グローグーは無邪気に笑っている。

わたしとマンドーは、顔を見合わせるのだった。

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