Episode2『瞳』
グレイ
昼の歓楽街は何とも質素で
夜に比べるとグレイが楽しめる様な事は然程無い
長い髪をいじりながら周りを見渡すとグレイの瞳に一人の人物が映る
グレイ
グトナ
この男はグレイの友人で元No.1ホスト。まぁ屑だ
しかし意外にも現在は大企業の社長 因みに未だに屑っぷりは劣っていない
真っ黒で何処をどう見ているのか分からない瞳。 正直最初はグレイも彼に然程興味も無かったが
現在はそれなりに仲が良い友人関係を築いている
グレイ
グトナ
グトナ
グレイ
グレイ
グトナ
グトナ
グレイ
グレイ
グトナ
グレイ
グレイ
グトナ
???
グレイ
グレイ
樹
グレイが昔働いていたキャバクラの同僚兼友人の女
経歴が不幸なものな様で、彼女の瞳にはそんな過去を表している物もある
グトナ
グレイ
グレイ
グレイ
グトナの腕を引き、グレイは笑いながら言う
グトナ
グトナ
樹
樹
グトナ
グレイ
グレイ
樹
グトナ
樹
グレイ
樹
グレイ
グレイ
グレイ
グトナ
そう言うグトナの肩に腕をまわして笑顔でグレイは言葉を続ける
グレイ
グレイ
グトナ
グトナ
樹
グレイ
呆れながらそういうグトナをしり目に
二人はそそくさとラーメン屋に向かう
グレイ
店員
グレイ
グレイ
グレイ
樹
樹
グトナ
グトナ
店員
グレイ
グトナ
グトナ
樹
暫く雑談を交えていると三人分のラーメンが置かれた
グレイ
グレイ
グレイ
白いスープをレンゲですくい、一口飲む
グレイ
樹
グレイ
樹
樹
グレイ
ケラケラわらって樹の頬を軽く抓る
樹
グトナ
グレイ
グトナ
グレイ
そんな風にラーメンを食べながらグレイが日本酒を一口飲む
グレイ
グトナ
樹
樹
グレイ
グレイ
樹
グレイ
グレイ
樹
樹にそう言われてもお構い無しなグレイは
またキョロキョロと周りを見回す
グレイ
グトナ
グレイ
そう笑って言った後 軽やかな足取りでその対象に向かっていく
グレイは対象の両肩に手を乗せ「バァ♡」と 上から覗き込んで言った
グレイ
グレイ
叉鞍
叉鞍
グレイ
叉鞍
グレイ
黒色の瞳で地面を見つめ、 そこら辺にあった石を蹴飛ばす女の名は叉鞍
現役AV女優でグレイともそれなりに面識のある人物だ
彼女もグレイにとっては然程影響もない人物なので良くしているらしい
グレイ
叉鞍
グレイ
叉鞍
グレイ
叉鞍
「用事あるから」と言い捨て叉鞍が歩き出し
グレイもグレイで飽きたからとグトナと樹に言いブラブラと歩く
仕事をしに家に一旦戻るにしてもアイディアが浮かばない
そんな事を思って少し辺りを見回すと見慣れた店が目に入った
数秒その店の看板を眺め、 何か勘づいた様な表情を浮かべるとその店のドアに手を掛ける
グレイ
???
???
グレイ
怜央
黄色い瞳を光らせている男、グレイより一回りは年上そう
この男は「フローラ」というバーのバーテンダー
昔妻子を無くし復讐かの如く現在は夜の街で仕事をしている
グレイの先輩であるヒグレとは知り合いでグレイとは飲み仲間の男だ
グレイ
グレイ
怜央
グレイ
グレイ
怜央
グレイ
グレイ
掃除をしながら店内を見回していたグレイがボトルを指さす
怜央
グレイ
怜央
頬をぷくっと膨らませばがら モップを両手で持ってグレイは言う
グレイ
グレイ
怜央
グレイ
グレイ
怜央
グレイ
怜央
グレイ
グレイ
怜央
怜央
グレイ
怜央
グレイ
グレイ
怜央
モップを放り投げてグレイはドアを押して外に出ていった
グレイ
少し体を解すように伸ばして
カツンとヒールを鳴らし周りを威嚇する
少しの間何処かもわからず迷子になった子供の様に辺りを見回し、
面倒だが仕事道具でも買いに行こうかと思うが
正直まだ良いだろうと思い
スマホで時間を見るとまだ昼過ぎ
スマホには遊んだ男女からの着信が 山の様に来ているがそれは見て見ぬふりで
黒色の瞳には一体何が映っているのかはわからない
彼、いや、彼女?
グレイの考えている事はきっと
常識の通じる人では無い異常者にしか分からないだろう
次回…Episode3『髪』 投稿日…未定
コメント
32件
おぉ~凄い…! 表現力が高い! グレイさん…一体どんな闇を抱えているのでしょうか…
んは好き…うちの子多めでうれぴ… 他のコメントで気付いたけど体の部位なの気付いた(え?) 今回は瞳って文字多かったから次回は髪って文字が多いんかねぇ??🤔
グレイ人を引っかけるのが上手そうだなぁ()