×月×日
今日は席替えの日だった
女子たちが俺の隣を狙う中、俺は告白の昨日の出来事を まだ引きずっていた
ま、まあこの席替えはくじ引き形式やからもしも俺が○○の隣を引き当てたらまだチャンスはある
もし隣じゃなくてもあいつに現実を理解してもらうために俺は
何回でも何回でも
近づくけどな
それか先生を脅して席変えてもらうかやな
俺の家結構力あるからそれくらいできんこともないし
…そんなんしたら○○の評価下がるからできるだけしたないけど
そんなことを考えてる間にいよいよ俺の番が来た
俺の番はまあまあ最後らへんだったからその時にはもう○○の席も 決まっていたので、隣じゃなくともせめて廊下側の席を狙いたい
数多くある紙の中からたった一枚の紙だけを求めて、 くじ引き用の箱に手を入れ、あれも違う、これも違うと中の見えない箱を 自身の手で漁りまくる
そして…ふと、これだ!というものを手に取った
そこに書いてあったものは__
“窓際の3列目”
さっきまでワクワクしていた俺の表情がそれを見た瞬間、一瞬で無に変わる
窓際……?廊下と正反対じゃないか
それに…
「嘘ぉ⁈私がシャオロンくんの隣ぃ⁈」
けたたましい声が俺の耳を横切った
…そう、俺の隣はいつもキャーキャー言ってるモブ女だったのだ
……チッモブは引っ込んどけよ
俺は…
俺は○○の隣が良かったのに…!!
○○の席である廊下側の2列目を見てみると
そこには○○と…
○○の好きな奴である
ロボロが座っていた
二人は俺の番だというのに楽しく雑談でもしているようだった
…
嗚呼、
憎いなぁ
あんな奴に笑顔を見せて
本来ならそこは俺の席だったはずなのに
先にくじを引いて
見事に○○の隣を引き当てて
……
憎かった
俺はその時、過去最大で
彼奴を
ロボロを
……憎んでいた
害虫が
俺の邪魔をするな
お前さえいなかったら
○○の隣は
永遠に
俺のだったのに
あーあ
邪魔だなぁ
皆、皆
俺の邪魔ばかりしやがって
……俺と
俺と○○以外
全員この世から
消えちゃえばいいのに
この世界で
ガラクタは
シャオロン様には必要ないただのゴミやから
いい加減はやく消えろよ
・・・・
……お前ら全員
大っ嫌いや
コメント
2件
こういう系めちゃめちゃ好きです!続き楽しみにしてます!
シャオちゃんが嫉妬(?)をしているだと!?可愛…(シャオちゃん推し)