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三月
一織
三月
何気なく聞くと一織はぎゅっと目を瞑った。
三月
一織
「あの時の事を…たまに思い出してしまうんです」
聞かなきゃ良かったかもしれない…
大丈夫だぞ、なんて気安く言えない。
大丈夫なんて身を伴わらければ、気休めにもならないんだから。
「そっか」と言って背中をさすることしか出来ない自分が惨めに見える。
一織があまり気にしなければ良いけど…コイツに至って気にしないは多分無理だ。
ごめんな。なんにも出来ない兄ちゃんで
中学生だった一織に、後ろから呼ばれたような気がした