文学先生
こんにちは、文学(ふみの・まなぶ)と申します。
文学先生
ええ、元々やるつもりがなかったのですが、
文学先生
テラーで読みきりがすべて連載になるということで、
文学先生
昔書いた自作の解説をしようかと思います。
文学先生
なんだか、滑ったジョークの面白い点を説明しているみたいな気がして、
文学先生
普段は自作解説とかやらないんですけどね。ま、いっか。
文学先生
「遅刻の理由」は、タイトル通り、
文学先生
なぜタナカさんが遅刻したのか、がポイントになります。
文学先生
ヒントというか、伏線はいくつかあって、
文学先生
お家の人は遅刻を注意しなかったのか、とか、
文学先生
「先生」がカウンセラーだとか、
文学先生
そういうとことから、タナカさんが何かを抱えていることはわかるかと。
文学先生
あと、飼って1年になる猫に名前がないというのも、
文学先生
おそらく、野良猫なんかを家族に隠れてこっそり飼っているのでしょう。
文学先生
そんなわけで、タナカさんは家族から虐待を受けている可能性が、
文学先生
会話の端々から見えてきます。
文学先生
そして最後の、
文学先生
報酬がもらえるのだろうか、という先生に対して、
文学先生
タナカさんは「残念でした」と答えています。
文学先生
つまり、この時点で、
文学先生
タナカさんは、家族が報酬を払えない状態にあることを知っています。
文学先生
さて、
文学先生
タナカさんは、遅れてきた間、
文学先生
何をしていたのでしょうかね……?
文学先生
以上、蛇足でした。
文学先生
お付き合いいただき、ありがとうございました。