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病院の帰り道、わたしたちは公園に差し掛かった。
もう日は落ち、 辺りは暗くなっていた。
お兄さん
わたし
彼の腕に抱っこされながら、 わたしはまだ不安を拭えずにいた。
すると。
リュウ
公園のベンチから 泣き声が聴こえてきた。
お兄さん
わたし
リュウ
見過ごすことはできない。
わたし
わたしとお兄さんはそのひとの もとへと歩みを進めた。
リュウ
リュウ
お兄さん
わたし
ゆるく巻かれた茶髪のロングヘアに白いロングスカートの彼女は、二十代前半に見えた。
わたしたちと同い年くらいだろうか。
リュウ
リュウ
お兄さん
リュウ
リュウ
宵闇にその輪郭が紛れていたが―
―嗚咽混じりに語る彼女の骨格は、男性のものだった。
わたしたちは深い事情を察した。
お兄さん
リュウ
リュウ
リュウ
わたし
お兄さん
お兄さん
リュウ
リュウ
リュウ
リュウ
お兄さん
彼女はスカートを ぎゅっと握った。
リュウ
リュウ
リュウ
リュウ
リュウ
わたし
リュウ
お兄さん
彼女は沈痛な面持ちで続ける。
リュウ
リュウ
わたし
リュウ
リュウ
リュウ
わたし
彼女は声を上げて泣いた。 それは悲痛な叫びだった。
リュウ
リュウ
リュウ
わたしたちは静かに耳を傾けた。
ベンチ脇にある街灯が 静かに三人を照らしている。
お兄さん
お兄さん
わたしは彼女の涙を舐めた。
リュウ
わたし
リュウ
リュウ
わたし
リュウ
わたし
お兄さん
リュウ
お兄さん
リュウ
お兄さん
お兄さん
リュウ
リュウさんはわたしをなでた。 優しい手つきだった。
わたし
お兄さん
お兄さん
リュウ
お兄さん
お兄さん
リュウ
わたし
お兄さん
お兄さん
リュウ
お兄さん
リュウ
お兄さんに手を取られ、リュウさんはおずおずと立ち上がった。
リュウ
お兄さん
お兄さん
リュウ
リュウ
彼女の瞳に一縷の希望が差し込み、夜の水面のように輝いた。
お兄さん
お兄さんはチャットで 宅飲みの参加を呼び掛ける。
結果、写真サークルの面々が一同に集まることになった。
お兄さん
リュウ
彼女のスカートが夜風に柔く揺れ、月あかりが照らしていた。
わたし
つづく