シングルファザー

in If house

今日は、日曜日。 会社も休みで特にすることもない

朝っぱらからだらだらと朝御飯を食べる。 侑真は真っ白な白ご飯に卵のふりかけをかけたのが好きで、毎日のようにほっぺをぱんぱんにして頬張っている

今日は雲一つない快晴だ。 もともと苦手だった掃除や片付けも佑真が産まれてからはきちんとするようになった

最近忙しくて平日に出来なかった掃除機をかけて、洗面台を綺麗にして、溜まった洗い物を片付けよう。

終わったら久しぶりに佑真を公園にでも連れていってあげるか

そんなことを考えてるとスマホがなった

誰だろうか。 ゆっくりと手を伸ばし、画面を見る

初兎だろうかなんて考えていたが、そこには思いがけない名前が表示されていた

ﾋﾟｰﾋﾟｰ ﾋﾟｰﾋﾟｰ

さっきのうるさいのはほとけ。

小さい頃からの知り合いで、よく一緒に生活していた、いわゆる幼馴染みだ。 ちなみに俺の三個下

ずっと昔から明るいやつで非常にうるさい

あの様子だとバカも健在だろう

でも、あいつが何の用だろうか

ほとけは、高校を卒業してからばあちゃん家が有るという北海道に引っ越している

今でもちょくちょく連絡をとったりはしているが、今回のようにいきなり電話を掛けてきたりましてや家に来ることなんてなかった

侑真に指摘されるまで気づかなかったが、　いつの間にか口角が上がってしまっていたらしい

まぁ、実際久しぶりの幼馴染みとの再開。 嬉しくないといったら嘘になるだろう

一緒にいるときは、兄弟のように喧嘩ばっかだったが、可愛らしい一面があるのも事実だ

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

インターホンがなる

もう来たのだろうか。 早すぎるきもするが、そそくさと玄関に向かう

……

はい！

次りうちゃんだします！