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主!
主!
主!
主!
主!
主!
主!
夜の風は冷たかった 俺たちが今歩いている道は人が少ない
心音
心音が笑う いつもの無防備の笑顔
らぴす
心音
俺は視線を逸らす。 本当は、今日言うつもりだった。 心音とは、ずっと隣にいた。 親友のままでいるには、好きになりすぎた。
心音
信号待ち 赤い光が2人を染める
らぴす
心音が不思議そうに首を傾げる
心音
心音は笑う いつもと変わらない笑顔で
信号が青になる 2人は横断歩道を歩き出す 俺は息を吸った
らぴす
その時... 横からクラクションが鳴り響いた 信号無視をしている車だった
心音
反射的に、心音が振り向く。 轢かれそうな子供がいた 一瞬だった。 心音が、走る。
らぴす
しかし、俺の叫ぶ声は届かない
心音
心音は、子どもを突き飛ばすように抱えて、歩道へ押し出す。 その直後... 鈍い衝撃音。 身体が、宙に浮く。
心音
地面に叩きつけられる音。 時間が止まる。
らぴす
足が震える、倒れている、動かない アスファルトに、赤が広がっていく。
らぴす
らぴす
瞼は閉じたまま。呼吸が浅い。 震える手で頬に触れる。
らぴす
さっきまで笑ってた。 俺の話、聞くって言っただろ。
らぴす
誰かが通報する声 サイレンが近づく... 俺は血で濡れてる心音の手を握った
らぴす
怒られてもいい、嫌われてもいい...
らぴす
らぴす
好きだって。 今日、言おうと思ってたのに
救急車の中は白くて狭い
救急隊員
救急隊員
専門用語が飛び交う 俺は、端にやられながらも手だけは握り続けた
救急隊員
一瞬迷う... でも。
らぴす
声が震える 嘘でもなんでもいいずっと隣に いれるなら
救急隊員
らぴす
救急隊員が一瞬こちらを見る。 それでも、何も言わなかった。 心音の手は冷たい。
らぴす
反応はない
らぴす
救急車が揺れる 俺は握る力を強める
らぴす
涙が落ちる
らぴす
心音に酸素マスクが付けられる 機会の音が鳴る それでもかすかに指先だけは暖かい
らぴす
そう呟く 誰にも聞こえないくらいの声で...
らぴす
らぴす
主!
主!
主!
主!
主!