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さとみくんに教えて貰ってはや1時間。
残りの問題数は今のを省きあと一問だ。
やっぱりさとみくんの教え方はうまくて、数学が大の苦手な僕でも、
まるで魔法にかかったように解けてしまう。
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専門学校に進学を希望している僕も、
それなりに勉強しているが、あくまで内申書対策だ。
弟が居る身としては推薦で特待生を狙っていたいからだ。
さとみくんも同じような理由で公立を目指していると言ってた。
私立か公立か鈴の選択肢を奪いたくないから、と。
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集中力がなくなったのを察したのか
さとみくんから話題を振ってきた。
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ジェルくんの映画は僕も好きで、
小道具などの準備などは僕も手伝ってきた。
でも、今回のは映画のキーとなる『絵』だ。
今までのとはわけが違う。
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呟いたつもりが声が大きかったようで、さとみくんに聞かれてしまった。
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さとみくんは卑怯だ。
八方美人のくせして、僕には遠慮なく言ってくるし、
でも、
いつだって勇気をくれるのはさとみくんだった。
僕だって気づけないような心の底にある才能に、
さとみくんは光を当てて、気付かせてくれた。
そして、それを言葉にして表してくれる。
改めて好きになった理由の一つなのかもしれない。
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いきなりの爆弾発言に、僕は言葉を失った。
『本格的に上手くなりたいなら、どんどん周りに見せた方がいい。』
SNSで知り合った友人から、そう言われて、
なーくんや莉犬くんに見せてきた。
時には厳しい意見も貰いながら、作品に反映してきたつもりだ。
でも、さとみくんに見せるとなると話が違う。
なぜなら、少女漫画の主人公....、ヒロインが恋する人が、
明らかに"誰か"を匂わせるからだ。
すぐになーくん達にもバレてからかわれた。
例えさとみくんが気づかなくても、僕が耐え入りそうにない。
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さすが、空気の読めるやつは違う。
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完全にお兄ちゃんの顔して笑うさとみくんに、
少し試したい衝動に駆られた。
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わざとらしく笑いかけると、さとみくんが口を開いた。
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自業自得だ。人を試すようなしたから。
そう分かっているのに、ショックで何も言えなかった。
さとみくんは何を思ったのか、参考書を開いた。
鈴🤎
脳内で鈴の言葉が駆け巡る。
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そう心で返事しながらも、何事もなかったように言う。
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いきなりの発言に驚いたのか、ページを捲る手が止まった。
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たった一言だけど、優しさが詰まっていた。
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悲鳴をあげる心に無視して、元気よく答えた。
♡ 1000 ~ next ➡︎
コメント
1件
わ、今日も好きだぁ~😭💞💞 はるちゃのストーリートップ2に入る、ほんまに大好き、😔💞