告白予行練習。/ 桃青。

ｼｬｧｰｰｰｰ、

ころんに、好きな人がいる。

その日から、俺は何も集中出来なかった。

自分が臆病なのはわかってる。

強いフリして、何がしたいんだろうと、自分でも思う。

強がったって、ころんは見向きさえしてくれないのも、

でも、

ころんが教えてくれた、好きの気持ち。

この想いは、もうきっと変えられない。

なかったことにできない。

でも_______、

ﾁｬﾎﾟﾝｯ

さとみくんは優しいから、お人好しだから...、

僕が誰を好きでいても、それを応援してくれるの？

そんなの...、

僕は君のトクベツになりたいんです。

僕の隣は君じゃなきゃだめなんです。

結局、映画の件は莉犬くんになった。

ジェルくんと莉犬くんは感性が似てるらしい。

別に、いいかな。

告白、しないでも。

今の幼馴染の関係が、丁度いい気がする。

告白して、振られちゃったら、もうこんな会話もできないしね...、

ふわっ(マフラー)

そういえば、

昔も、さとみくんがマフラー、巻いてくれたな...、

まだ小さかった時、

あの時、物凄く暖かかった。

今も、その時と同じくらいあったかい...、

やっぱり好き。

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