今日は我々国の国立記念日
毎年この日には過酷な試練を乗り越えてきた新兵達の為の入学式を行う
ここは合わせて5つの軍に別れている
本当は第6軍団もあるのだがこの軍は幹部様だけなので正式には5つまでとなっている
一つ一つ説明していくと
第1軍団、基遠距離部隊
第2軍団、基近距離部隊
第3軍団、基暗殺部隊兼第2近距離部隊
第4軍団、基前線部隊
そして最後、第5軍団、基第2遠距離部隊
以上が我々国の軍隊様方だ
そして今は総統様のスピーチまであと10分前だった
スピーチと言ってもただの挨拶みたいなものだ
10分もあればすぐ終わるという
幹部等と総統全員が前に出て自己紹介をするのだが
少し困ったことに
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おや、幹部様がソワソワしているようですね
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まだ揃ってへん!そういう彼の表情は焦っているような寂しそうな、そんな顔をしていた
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弱々しくシッマと呼ばれた男に問いかける
彼の美しいペリドットのような瞳には光が入っていないようで
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行こ。といい彼を通り過ぎて広場の中心に向かっていく
シンマと呼ばれた男も大きな溜息を一つ零して向かった
ヒロイン視点
今日は待ちに待った新兵入学式!
この日のためにどれだけの難関を突破してきたか…
やっとの思いで入れたのだから除隊なんて以ての外だ
除隊だけは絶対に嫌だ
まぁ、試験頑張ってきたしそこそこいい軍に入れるのでは?
なんて呑気なことを考えていると皆が黄色い歓声を上げた
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ビックリして前を見るとそこに居たのは我らが総統のグルッペン・フューラーと幹部様方がいた
レモン色の様な金髪に血のように赤く綺麗な瞳には私達を写していた
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キーーン!
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マイクがハウリングを起こし周りにいた人たちがばっ!と耳を塞いだ
勿論私も
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どうだ?と確かめ「ええよ」と横の人が答え挨拶が始まった
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パチパチパチと周りから拍手が送られ便乗して私も拍手を送る
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といい隣のマフラーを巻いた人にマイクを渡した
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またパチパチパチと大きな拍手が
そしてトントン様は隣の人にマイクを渡した
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めう?と周りから疑問の声が上がるが可愛らしいので気にしないことにした
そしてオスマン様は隣のスーツを着て眼鏡をかけた男の人にマイクを渡した
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ヒラヒラと手を振り愛嬌を振りまく彼を見た女性たちは目をハートにさせてガン見してた
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そう言って次の人に渡した
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声がデカすぎてマイクを持っていない彼はにっかぁととてもいい笑顔で自己紹介をした
まぁもちろん周りに並んでいた幹部様達は耳を塞いでいたわけで
うっさいねん…と横から小言を言われていたけど聞かなかったことにしよう
そして彼も横の人にマイクを渡した
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あまりにも口数が少ないのでザワつく広場
フードを深く被っていて顔は見えないがふわっと風が吹いてチラリと顔が一瞬だけ見えたのを見逃さなかった
彼はとこか悲しそうな、辛そうな顔をしていた
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私が疑問に思っていると再びマイクに手を伸ばし掴んだグルッペン様が
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またもやザワつく広場
悲しそうな表情をしていたのはこれが原因なのだろうか?
否、違うだろう
幹部の皆様もどこか切なそうな表情を浮かべた
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一言残し次の人にマイクを渡した
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ヘラッと笑ったシャオロン様は一言で言うと可愛い。…可愛い(2回目)
よろしゅうな〜と言って次の人にマイクを渡し
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ペコと軽く会釈するショッピ様、確か猫みたいで可愛いと有名だとか…
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よろしくと言えば隣の人に渡そうとするが、あれ?なんて言いながら探しているようで
でも横には確かにロボロ様がいらっしゃるのに
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ん。と言い顔に着いていた雑面を顔の横にずらし可愛らしいピンクの瞳が露になる
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敬礼のように手を額に当てニッコリとこちらに笑顔向ける
これがイケボかと思いながらもロボロ様はグルッペン様にマイクを返し咳払いをしてまた話し始めた
ヒロイン視点
あれから此処の事や軍のこと等色々知った
まず、ここは朝食、夜食は皆で食べるらしい
理由は皆の素が分かるからだとか 頭いいな…()
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さて、私は第1軍団だから…えぇと…鬱様だっけ
鬱様の指示を…
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その声を聞いた第1軍団であろう人達が鬱様の元へ駆け足で向かった
ぼーっとしてる暇はない私も行かないと
私も便乗して駆け足で鬱様の元へ向かう
コメント
1件
うわぁ…設定から何から何まで好きだわぁ………