トントン
あぁ、きっとこの子に両親は居ないのだろう。
だってこの子は…
トントン
こんなにも静かに独りで泣いているんだもの__
ミール
トントン
トントン
ミール
あぁ、神様。
この子がなにか悪いことをしたのですか…? 独りでずっと、ずーっと泣いているのにも関わらず、誰にも頼れない。
トントン
ミール
ミール
トントン
ミール
ミール
トントン
ミール
ミール
トントン
ミール
トントン
ミール
トントン
ミール
トントン
ミール
トントン
ミール
可愛いかよふざけんな
トントン
突然、告げられた。
泣いてる?私が?何故?
私は昔から、表情を造る事が出来たはずだ。 どうして”泣いている”と言われたのだ?
溢れ出す、涙は無い………はず。
ミール
…今度はきっと……笑えたはず。
トントン
トントン
あぁ、良かった。きっと今度は笑えたのだろう。
ミール
と、元気いっぱいに告げた。
これできっと大丈夫。 私はしっかり隠せています。
ミール
『お前が自分を隠しても、 俺が見つけ出せないはず無いだろう?』
今ここにいない旧友の声が聞こえたような気がした。
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