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国見
国見
○○
子供
子供
母親
母親
○○
○○
国見
国見
○○
そう言って私に手を差し出してくる国見。 突然すぎるしどうすればいいか分からない…
この手は、取っていいもの…?
国見
○○
○○
国見
気づいたら口から出た答えはそっちだった。
どうしてそれを選んだのかは自分でも正直よく分からない。
今日はこの人のことだけ見てるって決めてるから、 そのルールに従っただけ?
○○
国見
…いや、違う。
そんな理由じゃない。
その時、私は確かに、
その温もりに触れてみたいと思った。
[数時間後]
○○
国見
○○
国見
国見
○○
まさかあの時、手を繋いでしまうことになるとは思わなかった。
自分で言っときながらかなり恥ずかしい思いをした。 顔に出てなかったか心配。
繋いだ手の感覚がまだ残っている。
思っていたよりもずっと小さくて、柔らかくて、守りたくなるような。
思い出しただけで心臓がどきどきする。
好きで、好きで、仕方がない。
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国見
○○
○○
国見
今日は運がいいことに快晴で、暑いけれど凄く良い天気。
海を眺める茜雫はすごく様になってて綺麗で、見惚れてしまう。
○○
国見
国見
○○
○○
国見
○○
国見
気になってた。
好きな人がいるのに、どうして今日私を誘ったのか。
どうして、手を差し出してきたのか。 しかも "カップルらしく"って。
きっと、これが思わせぶりってやつなのかもしれない。
国見
○○
○○
○○
国見
○○
国見の好きな子と行った方が──
国見
国見
○○
薄く染まった頬。 暑さのせいだろうか。
また期待させられる。
国見
国見
○○
これが本当にそうなのかなんて、恋をしたことがない私にはよく分からない。
だけど、まだ分からないほど私もバカじゃない。
そろそろ、言い聞かせても良いと思った。 この変に揺れるココロに。
国見
国見
○○
これが、好きって心だと。
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あややり