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この世界では、人は皆「個性」を持って生まれる。
だが、それが祝福になるか、呪いになるかは血筋次第だった。
そして、その差別は静かに、だが確実に人を壊していった。
ー登場人物(オリキャラ)
♢香堂家
香堂家は代々、香りと共に生きてきた調香師の家系だった。
香堂 律(こうどう りつ) 個性:調香思考 「目的と効果を思い描くことで、香りの成分構造・配合・工程を瞬時に組み立てる」 眠気、覚醒、鎮静、集中、恐怖緩和── 通常では不可能な“効果を持つ香り”を理論的に設計できる個性。
香堂律
律 父:香堂 恒一(こういち) 個性:嗅覚増幅 微細な香りの違いを正確に判別できる。
香堂恒一
律 母:香堂 澪(みお) 個性:保存 香りや液体の劣化を遅らせる。
香堂澪
香堂家の香水は、評判が良かった。 だが、材料費が非常に高かった。 なぜなら、効果を出すためには質の高い植物が必要で、代用品は使えなかったから。 さらに、完成までに何度も実験を重ねるため、原料の多くが失敗作として消えていった。 十を試して一つできるかどうか。 売れてはいたが、完成品はわずかで、金はほとんど残らなかった。 そのため、香堂家が代々調香師でありながら、裕福ではなかった。
柊家
柊 白杜(ひいらぎ はくと) 個性:植生創成 地面・岩・木に触れることで、あらゆる植物を瞬時に発芽・成長させる。 また、自身が生み出した植物に限り、成長の方向や形をわずかに誘導することができる。 ただしそれは支配ではなく、植物の生命を尊重した微細な調整にすぎず、 他者の意思や精神に干渉することはできない。
柊白杜
柊 紫苑(しおん) ︎ ・柊白杜の弟 個性:植生侵食 周囲に存在する植物を自在に操り、拘束や攻撃に用いることができる。 さらに、自身の体から生み出した植物に限り、相手の体内や精神に“根を張る”ように作用させることが可能で、洗脳・幻覚誘発・精神侵食を引き起こす危険な個性。 強力な精神干渉を行うほど、使用者自身の肉体への負担も大きくなる。
柊紫苑
柊 父:柊 蒼玄(そうげん) 個性:森域同調 森全体の植物と感覚を共有する。
柊蒼玄
柊 母:柊 白蓮(びゃくれん) 個性:生命循環 枯れた植物を栄養に変え、他の生命に分け与える。
柊白蓮
柊の血筋は恐れられている。
彼らの血筋は「植物系個性の中枢」だった。 ・異常な成長速度 ・環境そのものを支配する力 ・人の身体や精神への干渉
かつて戦争時代、この血筋の者が森を都市ごと飲み込み、敵味方を区別せず命を奪った。 それ以来、その記録は、誇張と恐怖を含んだまま語り継がれた。 そして、世間は囁いた。
「あの血筋はいずれ世界を侵す 」と。
そして、柊一族は森の奥の村にひっそりと隠れるように過ごしている。