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妹
ねえねえ、おにぃちゃん！
兄
ん〜？
兄
どうしたの？
妹
ゆーえんち、たのしみだねっ！
兄
そうだね
妹
おとぉさんとおかぁさんもいっしょにいきたかったね
兄
うん
兄
でも、2人ともお仕事で忙しいからね…
妹
おしごと？
兄
うん
妹
おしごとってなんでいくの？
兄
それはね、僕達が生きていくためだよ
妹
いきていくため？
兄
そう、僕達がね、ご飯を食べられるのは、
兄
お父さんとお母さんがお仕事に行ってくれているからだよ！
妹
そうなんだ！
妹
おとぉさん、おかぁさん、
妹
ありがとぉ！
兄
だね！
妹
うん！
兄
ついたよ！
妹
うわぁ〜！
妹
おっきい〜！
兄
すごいねぇ
妹
はやくいこっ！
兄
うん！
兄
何に乗りたい？
妹
かんかんしゃ！
兄
かんかんしゃ？
兄
あぁ！
兄
観覧車ね！
兄
（そっか、まだ小さいから漢字読めないんだよな）
妹
そう！
兄
行こっか！
妹
うん！
観覧車の前に来た
兄
楽しみだね〜
看板には
"楽しんでね"
と書いてあった
妹
………………
兄
あれ？
兄
どうしたの？
妹
……
兄
行くのやめる？
妹
ううん、いく
兄
じゃあ…行こっか
妹は微かに震えていた
そうして、妹はなぜか死んでしまった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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