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#アイドル
優杏𓂃🎀𓈒𓏸
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「いつもの隣」
瑠衣
仁
瑠衣
ソファの端に座っていた瑠衣が、隣に座ろうとする。
しかし仁は動かない。
仁
瑠衣
仁
瑠衣
瑠衣がじっと仁を見る。
仁は少し考えたあと、ほんの少しだけ横へ移動した。
仁
瑠衣
瑠衣は隣に腰を下ろす。
二人の肩が近い。
瑠衣は何となく落ち着かなくなって、テレビへ視線を向けた。
瑠衣
仁
瑠衣
仁
瑠衣
言ってから、瑠衣は自分で恥ずかしくなった。
瑠衣
仁
瑠衣
仁は少しだけ笑った。
仁
瑠衣
仁
瑠衣
瑠衣は何も言えなくなった。
しばらく沈黙が続く。
そして瑠衣は、ほんの少しだけ仁との距離を縮めた。
瑠衣
仁
瑠衣
いつもなら言い合いになるはずなのに。
その日は二人とも、妙に静かだった。
ただ隣にいる。
それだけなのに、何故か居心地が良かった。
仁
瑠衣
仁
瑠衣
瑠衣が固まった。
確かに、さっきより仁との距離が近い。
肩が触れそうなくらいだった。
瑠衣
仁
瑠衣
その一言で、瑠衣の顔が熱くなる。
瑠衣
仁
瑠衣
瑠衣は慌ててテレビを見る。
けれど、内容がまったく頭に入ってこない。
隣にいる仁の存在ばかりが気になってしまう。
しばらくして、仁が立ち上がった。
仁
瑠衣
瑠衣の口から、思わず声が漏れた。
仁
瑠衣
仁が部屋を出ていく。
急に隣が空いて、瑠衣は妙に寂しくなった。
瑠衣
自分でも理由が分からない。
ただ、早く戻ってきてほしい。
そんなことを考えていると──
仁
瑠衣
仁が戻ってきた。
瑠衣
仁
瑠衣
仁
仁は笑いながら、瑠衣の隣へ戻る。
そして何気なく言った。
仁
瑠衣
瑠衣はそっぽを向く。
瑠衣
仁が少し驚いたように瑠衣を見る。
仁
瑠衣
小さな声だった。
けれど仁には、ちゃんと聞こえた。
仁
瑠衣
瑠衣は少しだけ笑った。
二人の間に、また静かな時間が流れる。
今度は、さっきよりずっと近い距離で。
瑠衣は思った。
──この場所だけは、誰にも譲りたくない。
そんな気持ちを、まだ自分でも上手く言葉にできないまま。
翌日の夕方。
瑠衣が部屋に入ると、仁はいつものようにソファに座っていた。
瑠衣
仁
瑠衣
瑠衣はそう言いながら、自然に仁の隣へ座った。
昨日と同じ場所。
けれど今日は、少しだけ違って見えた。
仁
瑠衣
仁
瑠衣
仁
瑠衣
瑠衣の動きが止まる。
瑠衣
仁
瑠衣
仁
仁がそう言うと、瑠衣は黙り込んだ。
瑠衣
仁
瑠衣
仁は少しだけ目を細める。
仁
瑠衣
二人はそれ以上何も言わなかった。
テレビの音だけが部屋に響く。
やがて瑠衣が小さく笑った。
瑠衣
仁
瑠衣
仁
瑠衣
仁
いつもの言い合いとは違う。
でも、二人にとってはそれで十分だった。
隣にいる。
それだけで、なんとなく安心できる。
そんな関係が、少しずつ二人の日常になっていった。
コメント
1件
つばささん、第1話読ませていただきました! ソファの隣をめぐる攻防、すごく甘くて好きです…! 「俺の隣、結構好きかも」って瑠衣が言ったあとすぐ「今のなし!」って取り消すところに、照れがにじみ出てて可愛いすぎました。仁の「俺も嫌いじゃない」も、さらっと言う感じが効いてますね。 まだ1話とのことなので、これから二人の距離がどう変わっていくのか、じっくり見守りたいです。ただ隣にいるだけなのに、特別な空気がちゃんと描かれていて、読んでいて温かい気持ちになりました🌷