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小峠華太
こいつ、頭でもおかしいんじゃね?みたいな顔をされる。
普段、澄ましてるくせに、こういう時にだけ、感情に素直になるのをやめて欲しい。
流石の俺でも傷つく。
久我虎徹
めげずに説得を試みるが
小峠華太
素気無(すげな)く、断られる。
久我虎徹
小峠華太
小峠華太
小峠華太
小峠華太
久我虎徹
小峠華太
俺からの反論を聞く気はないとばかりに、強制的に、布団をかぶせてきた。
小峠華太
その上、念押しするかのように圧までかけてくる。
小峠華太
久我虎徹
小峠さんのケチ!少しは考えてくれてもいいだろ!
どうして、俺にだけ、こんなに辺りが強いんすか!俺、あんたの彼氏なんだけど?
どうして、俺はこんな人を好きになっちゃうかな。本当に、俺はどうかしてるとしか言えねぇ。
そもそも、俺ばかりが譲歩(じょうほ)させられるのはおかしい!例え、年下だとしても付き合ってるなら、対等だろ?
考えている内に、どんどんと、俺の中に、不満が募っていく。
決めた!今回は、絶対に讓(ゆず)らねぇ!
どうにかして、小峠さんの牙城(がじょう)を崩してやる!
そう心を決め、俺は策を練るのだった。
結局、あの後、考えている内に寝落ちしちまった。
そして、何もいい案は浮かばなかった。
久我虎徹
高砂明夫
久我虎徹
久我虎徹
まあ、向こうは揉めてるとは思ってないんだけどな。子供の癇癪(かんしゃく)くらいにしか思ってねぇ。
高砂明夫
久我虎徹
久我虎徹
高砂の兄貴は、俺と小峠さんの関係を知ってる、数少ない人だ。相談に乗って貰うには、申し分はない。
恥ずかしながら、昨日の出来事を包み隠さず、話す事にした。
久我虎徹
久我虎徹
高砂明夫
久我虎徹
高砂明夫
久我虎徹
高砂明夫
久我虎徹
高砂明夫
久我虎徹
久我虎徹
高砂明夫
高砂明夫
久我虎徹
高砂明夫
久我虎徹
高砂明夫
久我虎徹
肝心な同棲する案は、提示して貰えなかったも、折角の、高砂の兄貴の助言を無駄にするにもいかず、とりあえず、試してみる事にした。
久我虎徹
一報を入れてない為、出迎えて貰えない事を、少し寂しいと思いながら、あがり框(かまち) にあがる。
久我虎徹
ふと、違和感を感じる。
小峠さんの靴は玄関にあった。何時もは、リビングで出迎えてくれるのに、何故か、リビングの電気がついてなかった。
今日、朝早かったから、もしかして、寝てるとか?
リビングの電気をつけてみるも、小峠さんの姿はなかった。風呂かと思ったが、シャワーの音もしてない。
残るは寝室。
疚(やま)しいことはないのに、つい、泥棒のように足音を潜め、寝室へと向かう。
小峠華太
寝室から、小峠さんの声が聞こえてくる。上機嫌のようで、ドアの外まで鼻歌が聞こえてくる。
珍しいなと思いつつ、出来るだけ、音を立てず、そっとドアを開ける。
小峠華太
何故か、俺のシャツを着た、小峠さんが姿見の前に立っていた。
小峠華太
楽しそうに、鏡に映る自分を見ている。
小峠華太
裾に鼻を寄せ、すんすんと鼻を鳴らし、匂いを嗅いでいる。
小峠華太
小峠華太
今度はスマホを取り出し、メールを確認している。
小峠華太
なにこれ
目茶苦茶、可愛いんすけど
考えてみれば、着た覚えがない服まで、洗濯機に入っている時とかあったけど。え?なに、あの人、何時も俺が帰ってくる前に、こんな事してんの?
小峠華太
小峠華太
ルームウエアを探す為、小峠さんが後ろに振り返った。
久我虎徹
小峠華太
目が合う。
次の瞬間、俺の眼前に迫る、目覚まし時計。
久我虎徹
咄嗟に避けると、目覚まし時計は、壁にぶつかり、ガシャンと音をたて、中に入っていた電池が飛び出した。
久我虎徹
文句を言おうとしたが
次々と俺に向いて、物が飛んでくる。
小峠華太
久我虎徹
小峠華太
久我虎徹
小峠華太
手当たり次第、物を投げていたせいか、小峠さんの手の届く範囲には、投げる物が残ってなかった。
やっと止まったか、っと思った瞬間
小峠さんの拳が飛んでくる
久我虎徹
小峠華太
久我虎徹
久我虎徹
小峠華太
久我虎徹
小峠華太
久我虎徹
小峠さんの拳を受け止め、同時に足払いをかける。
小峠さんはバランスを崩し、ベッドに倒れ込んだ。俺はすかさず、小峠さんの上に乗り、両腕を頭の上で、まとめあげる。
小峠華太
久我虎徹
純粋な力は俺のが上だ。
久我虎徹
久我虎徹
小峠華太
俺の拘束から抜け出るのを諦めたのか、小峠さんの体から力が抜ける。
久我虎徹
小峠華太
脈絡(みゃくりゃく)もなく、小峠さんの口から、同棲の話が出てくる。
なんでここで同棲の話?
ふと、高砂の兄貴のデレ隠しと言った言葉を思い出す。
久我虎徹
小峠華太
小峠華太
小峠さんは、すっと目線を逸らす。
当たりか。
同棲を拒否する、本当の理由が分かり、途端に嬉しくなる。
俺が帰ってくるまで、俺の服を着るのが、小峠さんの密かな楽しみなのだろう。もし、同棲すれば、俺が連絡なしに帰ってくる。そうなると、俺に知られたくない、小峠さんは、おちおち、秘密のお着替えを、楽しめなくなる。だから、同棲拒否してるのだ。
久我虎徹
小峠華太
久我虎徹
久我虎徹
久我虎徹
部屋に、こっそりと隠しカメラ設置しとこ。
小峠華太
小峠華太
小峠さんがやっと折れた。まあ、色いよい返事は貰えてないけど、拒否から、考えるに変わっただけでも、幸甚(こうじん)だ。高砂の兄貴に感謝しないとな。
久我虎徹
久我虎徹
久我虎徹
小峠華太
久我虎徹
俺の股間に蹴りが入る。
久我虎徹
小峠華太
小峠華太
ファッションショーしてる辺りまでは可愛いかったのに、俺を前にすると、どうして、突っ樫貪(つっけどん)に なるんだよ!俺の居ない時だけ、デレるのは反則だろ!
あー、もう、怒った!同棲の件、小峠さんに、絶対に認めさせてやる!
こうして、俺と小峠さんによる、同棲を巡る100日戦争の火蓋が切って落とされたのだった。
おわり
あとがき 華太は虎徹の前では、つんしか見せない。虎徹が見てない時にだけ、デレてたら可愛い。 この前の動画の終わり方だと、後、1人~2人は死にそうだよね。須永ニキ、野田ニキ生きてて欲しい。和ニキと小林ニキの背中の刺青公開するって言ってたのに、ずっと話流れてるって言ってた人いたから、忘れてなければ、刺青出るまでは死ないだろうし、舎弟の速水は死ぬ可能性は低いだろうな。 戸狩の本部奇襲ありそうだよな。そうなると香月ちゃんが危なそう。戸狩に、本部襲撃の連絡がくるか、こないかでもわかれるよね。大嶽を助けるか、見捨てるか。助からない、若しくは間に合わないなら、大嶽見捨てて、本部に特攻して、天羽の首とる方が賢いもんな。