高校1年生の11月
中学3年生の時に忽然と私の前から姿を消した初恋の人。
小林将也、いや…神田将也くんが
転校してきた。
悠里
蕾
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
蕾
蕾
悠里
蕾
蕾
ドッチボール以来よく話していて
私のお父さんの事情も知っていて
それでいて小林くんから海に誘ってくれたけど
待ち合わせの日に小林くんは来なかった
それから転校してしまったという事をゆうりに話した。
悠里
悠里
蕾
蕾
蕾
蕾
悠里
悠里
蕾
蕾
悠里
悠里
蕾
蕾
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
ゆうりは大変だな〜
1年生ながら陸上部トップの成績叩き出してるし
期待されてるんだろうな…
ガチャッ-
将也
蕾
小林くんたち…!
大変だ…早くここから出なくちゃ…
蕾
蕾
蕾
蕾
将也
将也
将也
将也
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
ドンッ!!
蕾
蕾
ユイ
ユイ
蕾
ユイ
蕾
ユイ
蕾
ユイ
蕾
ユイ
ユイ
蕾
こ、こわーーーー。
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
蕾
悠里
悠里
蕾
蕾
悠里
蕾
蕾
蕾
悠里
悠里
悠里
悠里
蕾
悠里
悠里
悠里
蕾
蕾
悠里
蕾
蕾
蕾
蕾
悠里
蕾
蕾
蕾
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
蕾
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
悠里
悠里
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
いきなり神様は運命を放り投げてくる
それを運良くキャッチできるか、運悪く逃してしまうか
自分次第なんだ…
蕾
蕾
蕾
蕾
悠里
悠里
悠里
悠里
蕾
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
蕾
将也
将也
将也
将也
悠里
蕾
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
悠里
蕾
神様
もう一度あの桜の中に戻りたいってずっとずっと願っていたことを叶えさせてくれたの?
悠里
蕾
君が転校してきて
体が燃えるように熱くなって
もう一度あの頃に戻れるのかもしれないって
思ったの
悠里
蕾
ゆうりは私の神様だ
閃光だ
初恋の人以上にいつもいつも私のことを貫く
ゆうりがいれば何だって大丈夫
大丈夫なんだ…
蕾
あと10歩くらい歩けば
君の隣に行ける
だけどそのサラサラした髪の毛が
大きくなった背が
あの頃を遠ざけてるように見えるんだ
蕾
蕾
蕾
蕾
将也
蕾
将也
前から、少し高いような、それでも低い声が聞こえた
蕾
将也
蕾
蕾
将也
蕾
蕾
将也
将也
…え?
蕾
将也
将也
将也
蕾
蕾
将也
蕾
蕾
将也
将也
蕾
将也
蕾
将也
蕾
将也
将也
蕾
蕾
蕾
将也
将也
蕾
将也
蕾
それは…小林くん…
神田くんのことが…あの時からずっと…
ずっと…
将也
蕾
将也
蕾
将也
将也
将也
蕾
ムカッ…ってきた、、。
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
将也
蕾
将也
蕾
将也
蕾
蕾
将也
将也
蕾
将也
蕾
将也
将也
将也
将也
蕾
私はその場から逃げ出した
聞きたくなかった言葉
切り替えしようだなんて
そんなの出来るわけないじゃん。
ばか…
蕾
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
悠里
悠里
悠里
蕾
蕾
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
蕾
悠里
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
悠里
蕾
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
次の日
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
蕾
悠里
将也
ユイ
ユイ
ユイ
将也
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
悠里
蕾
蕾
蕾
悠里
悠里
蕾
蕾
悠里
ユイ
将也
ユイ
将也
将也
ユイ
ユイ
将也
ユイ
将也
ユイ
ユイ
ユイ
将也
ユイ
ユイ
ユイ
ユイ
将也
ユイ
将也
ユイ
ユイ
将也
あーーー。
しつこいくらい視線感じる。
将也
蕾
悠里
悠里
将也
将也
悠里
蕾
蕾
将也
将也
蕾
蕾
将也
蕾
ユイ
悠里
蕾
蕾
蕾
悠里
悠里
蕾
悠里
蕾
蕾
悠里
先輩
先輩
悠里
悠里
悠里
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
ユイ
蕾
ユイ
蕾
ユイ
ユイ
蕾
ユイ
蕾
ユイ
蕾
蕾
ユイ
蕾
ユイ
ユイ
蕾
ユイ
ユイ
ユイ
ユイ
ユイ
蕾
そんな簡単な気持ちなんかじゃない
そんな簡単に諦められるほどの気持ちじゃない
本気でずっと好きだった
今、冬に近づいていく世界の中で私は燃え盛るように熱くなっているのが分かる
それくらい、本気で好きだから
そんなの絶対に無理。
蕾
あー。なんて。言えたらいいな
言いたい。今、心の中で思ったこと全部
口に出せる人になりたい。
ユイ
ユイ
自分の気持ちはっきりいいなよ
後悔したくないならさ
蕾
ユイ
後悔なんか…したくない…
蕾
蕾
ユイ
蕾
イッライラする。いちいち。言ってくることが
ワードセンスがほんとに腸が煮えくり返るほどに…
スッ…
ユイ
蕾
屋上の壁の裏の方から出てきたのは、将也だった
将也
ユイ
ユイ
将也
ガチャッ-…
蕾
将也
蕾
蕾
将也
将也
蕾
蕾
将也
蕾
将也
将也
蕾
将也
蕾
考えることが…たくさんたくさんあって、大変だったんだな…
蕾
将也
…
あー、なんかちょっと、
安心…
将也
蕾
将也
蕾
将也
将也
将也
蕾
きっぱりと言われた
けど…
心の中で思ってること。
蕾
蕾
将也
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
蕾
将也
将也
蕾
蕾
将也
蕾
もう全部言ったから!
言ってやったんだから!!
神田くんのせいなんだよ、全部…!
将也
将也
先輩
悠里
先輩
先輩
先輩
悠里
悠里
先輩
先輩
先輩
先輩
悠里
先輩のように、キャプテンとしてチームを先頭で率いてきて、いつも誰よりも努力していて、
そんな人が…こんなこと…
悔しくてたまらないだろうに…
出たくて出たくて仕方ないはずなのに…
先輩
先輩
悠里
先輩
先輩
悠里
先輩
先輩
先輩
悠里
先輩
悠里
悠里
先輩
悠里
悠里
悠里
悠里
先輩
先輩
先輩
先輩
悠里
放課後
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
悠里
蕾
ユイ
将也
ユイ
悠里
蕾
すると、スタスタと将也は蕾の方へ歩いてきた
蕾
悠里
将也
将也
蕾
将也は蕾の腕を掴み、そのまま走っていった
悠里
ユイ
ユイ
悠里
ユイ
蕾
蕾
蕾
腕を掴み神田くんは走り続ける。
蕾
蕾
蕾
蕾
初めて、下の名前で呼んだ。
すると、神田くんはゆっくりと立ち止まった。
将也
蕾
将也
蕾
蕾
将也
将也
将也
蕾
しばらく黙りこくって
やっと動いたと思ったら
神田くんは塀を超えて海辺へ歩いていった。
蕾
蕾
将也
蕾
神田くんの足が波に着いた時
やっと止まってくれた。
将也
蕾
神田くんはそれから、感情に任せるようにあの日のことを話し始めてくれた。
将也
将也
蕾
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