ベリアン
ベリアン
ベリアン
5月27日
高校生活にも慣れてきた
でも一向に友達は出来そうにない
まぁ1人が楽だから良いんだけどね
6月7日
同じクラスの子が話しかけてきた
その子は私と友達になりたいと言った
理由はわからない
私は友達を作りたくなかったけど
その子が一生懸命お願いしてくるから
友達になることにした
6月15日
あの子と遊びに行くことになった
あの子が誘ってくれた
友達と遊ぶのは初めてで何をしたら良いかわからない
でもあの子がそんな私を見て笑った
あの子が楽しそうでよかった
8月11日
あの子の体にあざが出来ているのをみた
ぶつけたでは済まない
多くの痣を
話を聞きたかったけど怖くて聞けなかった
8月13日
あの子が虐められているところを見た
どうするべきかわからなくてスルーした
本当に申し訳ないことをしたと
反省してる
8月17日
またあの子が虐められているところを見た
私は間に入り込んでしまった
虐めてた人は
私を睨みつけた
怖かったけど私は言った
そんなことしてもどうにもらならないって
虐めてた人は覚えておけ
そう言って立ち去った
あの子は私が居たことに驚いていた
そしてありがとうと言ってくれた
8月18日
私は虐められるようになった
昨日あの子を庇ったから
次は私にきた
でもあの子が虐められなくなるのならよかった
8月21日
あの子に裏切られた
あの子は私に言った
代わりになってくれてありがとうと
最初は意味がわからなかった
でもすぐに理解した
あの子は私にいじめが行くように仕向けていた
きっとあの子は私に虐めが来るように
私に友達になろうと言った
私があんな行動をすると予想して
9月3日
猫が指輪を落としていった
興味本位で付けると異世界に行けた
そこには悪魔執事と呼ばれる人たちが居た
そして私が主と教えてもらった
私は仲間と呼べる人を増やしたくない
なのに強制的に増えてしまった
この世界は地獄だ
9月10日
執事に痣を見られた
転けたと言っても信じてくれず
そのまま手当をしてくれた
そして
私たちのことを信じて欲しい
私たちはあなたの味方だと
嘘としか思えなかった
またあんな裏切りをされるかもしれないから
10月5日
あの子がいじめっ子グループに入っていた
そして私はあの子に虐められた
脅されてるなどではない
純粋な笑顔であの子は笑って見せた
私と遊んでいた時よりも楽しそうな笑顔で
私はもう何も信じれなくなった
10月11日
日が経つに連れて私は笑えなくなってきた
自分でそんな気がする
そんな私をみて執事のみんなは心配してくれた
この人たちは本気で心配してくれている
そんな気がした
私はこの人たちだけ信じることにした
10月24日
虐めに耐えられなくなってきた
きっと何の関係もない人だったら耐えられた
でもあの子も虐めてくる
せっかく初めての友達が出来たのに
初めての友達からの虐めは耐えられない
11月1日
自殺することにした
ここにいても生き地獄だ
そう思ったから
でも苦しい死に方は嫌だ
それで思った
天使に殺してもらったら苦しくないのかもしれない、と
そして私は天使に消してもらうことにした
執事のみんなへ
これはきっと最初で最後の手紙になると思う
こんな形の最後になって申し訳ない
早速本題に入ると
私は自殺することにしました
本当にいきなりでごめん
私はもう耐えきれない
だからこの決断を下した
本当にごめん
謝って済むものじゃないと分かってる
それでも許して欲しい
みんなは最後までしっかり生きてね
さようなら
ベリアン
ベリアン
ベリアン
ベリアン
ベリアン
ベリアン
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