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紙を手に取れば、鳥はすぐさま飛んでいった

哀歌

!ちょっとまっ、、

呼び止める声など聞こえていないみたい

この紙を、私に届けることだけが

あの鳥に課せられた使命だろう

紙に手をかけ、恐る恐る開こうと――――

ホンゴウ

起きてるかー?

哀歌

!、は、はい、!

そういえば、朝は呼びに来ると言っていた

急いで部屋の扉へと向かった

哀歌

す、すみませんっ、

ホンゴウ

謝る必要ないだろ。

ホンゴウ

で、よく寝れたか?

気までも遣わせてしまった

申し訳なくて、何も言えなかった

ホンゴウ

?なんか、体調が―――

??

おい、何してんだよ

後ろから、誰か来たみたいだ

怒っているのかな、

何も言えずに固まっていると

ホンゴウさんが、言葉を発した

ホンゴウ

新入りだよ、知らなかったのか?

??

...知るか。

長髪の男性は、スタスタと歩いて行った

ホンゴウ

アイツは、ライムって言うんだ

ホンゴウ

怖いかもしれねぇけど、悪気はねぇな

メガネから覗かせた瞳が

輝かしいほどに綺麗だった

ホンゴウ

朝飯、食べに行くか。

この船の構造を覚えなければ。

きっと、仕事が待ってるから、

??

そこは、そっちだ。

船員

うす!

ガヤガヤと人の声が重なり、

がちゃんと、食器の擦れる音がする

このような感じは、あまり好きでは無い

??

食器は、丁寧に扱えよ!!

船員

あ、さーせん!!

ここのコックだろうか、

物を大切にする心が見て伺える

赤髪海賊団は、私を愛してくれました。

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