コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
紙を手に取れば、鳥はすぐさま飛んでいった
哀歌
呼び止める声など聞こえていないみたい
この紙を、私に届けることだけが
あの鳥に課せられた使命だろう
紙に手をかけ、恐る恐る開こうと――――
ホンゴウ
哀歌
そういえば、朝は呼びに来ると言っていた
急いで部屋の扉へと向かった
哀歌
ホンゴウ
ホンゴウ
気までも遣わせてしまった
申し訳なくて、何も言えなかった
ホンゴウ
??
後ろから、誰か来たみたいだ
怒っているのかな、
何も言えずに固まっていると
ホンゴウさんが、言葉を発した
ホンゴウ
??
長髪の男性は、スタスタと歩いて行った
ホンゴウ
ホンゴウ
メガネから覗かせた瞳が
輝かしいほどに綺麗だった
ホンゴウ
この船の構造を覚えなければ。
きっと、仕事が待ってるから、
??
船員
ガヤガヤと人の声が重なり、
がちゃんと、食器の擦れる音がする
このような感じは、あまり好きでは無い
??
船員
ここのコックだろうか、
物を大切にする心が見て伺える