悪夢の夢の中で

自分の部屋を再現した人狼の部屋に起きる

夢を見ず、ただ寝ていただけだった

悪夢を見なかったことが良い事か、それとも…

だが、そんなことより気になるのは鼻を突く臭いだった

臭いに感じた物は鉄臭いものだった

嫌な予感がして、平穏な部屋を飛び出る

廊下は酷く暗く辛に朝だと感じる

廊下に出たのは自分だけではなく他の者もだった

違和感と嫌な予感で押しつぶされそうな感覚

どれだけ逃げ出そうとしようと最後に残るのは現実へ進める脚のみだった

異臭の匂いのする部屋へ向おうがドアノブを開ける手が動かない

彼女の軽い声と同じタイミングでドアが開く

それは踏み出す勇気の1歩か、それとも地獄への1歩か

神が選んだ1歩は地獄だった

息が止まり窒息しそうになりそうになるほど空気が重く塊辛くなる

昨日まで仲良く過ごし、話した者が突然意味のわからない事に巻き込まれ、殺される

…それが理解出来ることはあるのだろうか？

どれだけ時間が経っても、誰も声も何も出す者はいなかった

こんな事になって、静かな時

終わらない悪夢のような感覚だった

彼女の少し笑いが入った声が耳に入る

その声に感じたのは笑いの怒りなどではなく、恐怖や悲しみだった

1ターン目 死者/魅浪結萌、番長

見つけた死体/魅浪結萌 見つけていない死体/番長

声はどれだけ時間が経とうが、声は綴られず時間が経つだけだった

そりゃあそうださっき本物の死体を見たのだから

どうせいつかみんな寿命とかで死ぬのに

さっさと飲み込めよ、殺した奴に復讐したくないの？

さっさと会議しろよ、死にたいの？

へっ…

その勇気を見せてみろよ

一拍遅れた会議の始まりを心臓が感受され、物語のような感覚になる

人外の力よ、ここに集え

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