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ナナ
ナナ
ナナ
俺の名前は小林幸真
小林の兄貴
速水
毎日心配でつい 速水の見舞いに来る 天羽組の武闘派極道だ…
小林の兄貴
速水はまだ目を覚まさしてない あんな怪我しておいて当然だ もし俺がもっと早く戻っていれば こんな事にはならなかったのかも しれねえ…… そう後悔することがあった
小林の兄貴
速水
小林の兄貴
速水
小林の兄貴
そう、俺が始めて速水に会った時 俺のことを怖がっていた 兄貴としての感心はあったのかも しれねえ…… でも、本当は怖がっていたを 俺は知ってるんだよ
小林の兄貴
小林の兄貴
速水
どんな事を話したところで 速水から返事が返っえぐることは なかった
小林の兄貴
あぁ、知ってるよこの感じ これは…あん時の……
一年前
速水
小林の兄貴
北岡が行っちまったときの あん時の気持ちとそっくりだった… 北岡は速水のようにいっぱいイジメたが やっぱりガッツがあるやつだった 何であいつが死ぬべきだったのか 一年たった今でも分からない でも
速水
小林の兄貴
あいつが命かけて守った 最後の希望が目の前にいるのは 間違ってはいなかった
だから俺はこいつをたくさんイジメてた 最初はただ暇つぶし程度にやった事 だった…… でもいじめる度に 北岡とそっくりに思えてきて まじでコイツを指導することになっち まった…
小林の兄貴
俺は…… 一体何の為にこの世をさ迷っているのか 分からなくなっちまったんだ
今日で速水が眠ってから 一ヶ月
小林の兄貴
どうすれば良いのか わからねぇ…
ナナ
ナナ