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コメント
1件
蝶野さん,、🥺 これは何やら起こりそうですね??😏😏🩷 今日も最高の作品ありがとうございます‼️
チャイムがなった教室
クラスは騒々しくなっていた
授業内で行われた小テストについて
みんなは語り合っていた
机に突っ伏している○○のところに
担任の先生が声をかけてくる
○○
静かに顔を上げ
先生を見上げた
○○
○○は一瞬だけ目を伏せ
小さく言った
○○
先生は申し訳なさそうに
そして少し安心したように微笑み
そっと去っていった
○○は再び席に伏せスマホを開いた
教師って…面倒くさそう
教室の隅
4人の男子が集まって机を囲んでいた
吉田
神妙な面持ちで言ってきた吉田
黒尾
吉田
吉田
武田
益若
黒尾
吉田
吉田
吉田
吉田
吉田
吉田
吉田
益若
黒尾
武田
吉田
益若
そんな会話を横目に
黒尾は頬杖をついた
文化祭か…
黒尾
先生がそう言うと武田達はわらった
武田
武田
吉田
吉田
吉田
黒尾
黒尾
黒尾
益若
益若
益若はニヤッとして言った
黒尾
吉田
吉田
武田
武田
吉田
その声にスマホをいじる手を止めた
武田
武田
吉田
益若
黒尾は表情一つ変えずに
黒尾
黒尾
と言いつつ窓の外を眺めて
昨日のことを思い出していた
黒尾
黒尾
それだけ残し
先生は教室から出た
吉田
吉田
吉田
武田
武田
黒尾
益若
益若
益若
益若
黒尾
武田
吉田
黒尾
黒尾
益若
4人の間にからかうような雰囲気が流れる
黒尾
武田
集められたのは
放課後ではなく昼休みだった
体育館裏に近い
生徒会の隣の会議室
冷房の効いた部屋に
一人、また一人と集まってくる
ゆら
ゆら
元気な声で1番に入ってきたのは
石塚ゆら
黒尾と同じクラスの
派手髪の明るい子
制服を軽く気崩し
胸ポケットにはカラフルなペンが入っていた
続いてドアが開く
○○
無言で入ってきたのは○○
あれ…もう人いる
○○は目を合わせないように
そのまま壁際の席に座った
…なんで私がこんなこと
そんな気配を滲ませながら
何も言わなかった
ゆら
ゆら
○○
ゆら
ゆら
○○
ゆら
ゆら
ゆら
隣のクラスで話したことなんて1度もない
なのに…
なんで
○○は困惑しながらゆらを見て
その後スっとあたまをさげた
黒尾
そう言いながら入ってきたのは
黒尾くんだった
ゆら
黒尾
黒尾
ドアを片手で開けながら
黒尾は視線をすっと○○の方に送った
黒尾
黒尾
○○は微かに目を開いたあと
そっと目を逸らした
黒尾はそれ以上何も言わず
ゆらちゃんの隣に腰を下ろした
ゆら
ゆら
ゆら
ゆら
ゆら
笑いながらゆらちゃんは言った
黒尾
黒尾
黒尾
黒尾
黒尾くんはその話を軽く拾った
ゆら
ゆら
黒尾
黒尾
ゆら
ゆら
ゆら
黒尾
黒尾
黒尾
ゆら
ゆら
黒尾
2人のテンポが自然すぎて
○○はただその空間に
沈黙をしていた
ゆら
ゆら
○○
ゆら
ゆらちゃんはニコニコで聞いてきた
○○
○○
ただ、それだけ
ゆらちゃんは「そっかー!」と明るく言った
それに助けられてしまった
…私、下手だな
周りを見ると
誰も先生と顔を合わせようとしなかった
そう言って先生が出したのは
ゆら
ゆら
くじ引きか…
流石にこの人数いたら大丈夫かな
○○
引いたくじには“大当たり”と書かれていた
○○
○○
冗談じゃない
委員会も嫌なのに
委員長なんて
先生がそう尋ねると
黒尾
黒尾
ゆら
するとみんなは拍手をした
でも私は
冷静にはいられなかった
平和に過ごしてきたのに…
横を見ると
黒尾
黒尾くんは私に笑いかけた
めんどくさい事になりそう……
そう思った3年生の夏