風磨
よーし!
皆、手元に
自分の飯はあるかー?

全員
あります。

風磨
よし!
食べるぞ!

全員
いただきまーす!

色々バタバタしていたら
ご飯を食べる時間が
夜の21時を
過ぎていた。
蒼桜
んー、これ美味しい!

凌
ほんとだ!めちゃくちゃ
美味しいです!
これ、
何の料理ですか?

優依
これはねー、
えっと、私たち
Aチーム特製の
カレースープだよ!

凌
わぁ!
カレースープ!
いいですね〜

嘉孝
うめぇうめぇ。
(料理が美味しすぎて、
かきこみながら食べている)

拓人
よしくん?
そんな、慌てて食べると
変なとこ
入っちゃうよ?

嘉孝
え?
あ、

寺西君が
原君に
そう言った瞬間、
原君の表情が
曇って、
嘉孝
ゲホッゲホッ、
ゲボ。

風磨
おい、原大丈夫かー?

拓人
ほーらっ、だから
言わんこっちゃ無い笑

嘉孝
はぁっ、はあっ、
お、おい!!
てら、
見てないで助けてくれよー

拓人
ふふっ笑
しょーがないな笑
よーしよし、俺が
背中さすってあげるよ?

嘉孝
おうっ、さ、さんきゅ、

来瑠海
よし、
今のすきに
大夢君の隣で
食べちゃお!
ねぇねぇ、大夢君?
と、隣に
座って食べても良い?

大夢
え?
俺?う、うん
良いよ?

将生
あ、
(俺が大夢の隣にいきたかったのに、)

大夢
(実は将生と、
隣で食べる約束してたけど、)
でも、何で俺なの?

来瑠海
え、
えっと、そ、それは
私、大夢君と
あんまり
喋った事無いから
お話してみたいなーって、思って。

大夢
あー、なるほど!
そーゆことか。

来瑠海
そ、それとも
私じゃ
だ、ダメ?
(少し上目遣いしながら)

大夢
(わ、な、なんだ、
い、いきなり
上目遣いしてくるなんて、)

来瑠海
だ、ダメなら
良いけど、
(少し残念そうな顔をし、大夢の事を
チラチラ見つつ、)

大夢
あ、 えっと
お、俺で
良かったら
良いよ?
一緒に食べよ?

来瑠海
え?
ホント?
ありがと~!!

大夢
い、いえいえ。

風磨
おーい、
なんなんだよー笑
お前ら笑

珠希
(くるみったら、そ、そんな
強引に隣に座るなんて、なんか
肝が座ってるわね、)

蒼桜side
来瑠海ちゃん、
好きな人の為なら
強硬手段選ばない
タイプの人なんだ、
優依
私は、あおちゃんの
隣で食べよっかなー?

蒼桜
あ、うん!
良いよ!こっち来て
食べよ?

大輔
ほらっ、ともき!
声かけんと!
ゆいちゃん他の子と
食べるってさー

智樹
え、そ、それは
まずい。

大輔
ほらっ、そこに
あおちゃんと
おるから、
俺も混ぜてって、
言ってみたら?

智樹
う、うん!
あ、ありがと、大輔。

聡
(なんか、
大輔ってこんな
お節介な人だったっけ?笑)

智樹
え、えっと
木村さん!

優依
わ、私?
どうしたの?

智樹
ぼ、僕も
一緒に
食べても良いですか?

優依
え?
西山君も?
んー、
あおちゃん良いかな?

蒼桜
うん、いいよ!
皆で食べた方が
楽しいもんね?

優依
うん!
いいよ!一緒に食べよ?

智樹
(わ、か、かわいい )
あ、ありがとう。

優依
あ、あと
私の事、木村さん呼び
じゃなくて、下の名前で
呼んでくれても良いよ?

智樹
えっ!?
良いの?

優依
うん!
だって、
西山君とは
同じチームで
もっと仲良くしたいもん!

智樹
う、嬉しい!
ありがとー
え、えっと
ゆいちゃん。

優依
ふふっ笑
どーいましまして、
ともきくん。

風磨
はぁっ、どこもかしこも
恋愛かー笑

拓人
まーた、そんな事
言ってる笑
風磨は逆に
この中で
気になる子いないの?

風磨
あー、んー
まだいねぇかな、
そもそも
本性知らないし笑

拓人
ほ、本性って……。

芹華
皆、凄い積極的だよねー

珠希
あ、せりか!
そうよね!
せりかは、気になる子
いたりするの?

芹華
わ、私?
んー、どうだろ?
今の所いないかも?笑
たまきは?

珠希
わ、私?
私は、その、

芹華side
私が、たまきに
気になる人を聞こうとしたら
いつも即答に答える、たまきが
急にもごもごし始めたもんだから、つい、
芹華
あー、その感じは
いるんでしょ?笑

珠希
だ、誰にも言わない?

芹華
うん!
言わない、だから
教えて?

芹華
え、えっと
て、寺西さん、

芹華
えー?
て、てら

珠希side
私が、芹華に
気になる人をこっそり
伝えたんだけど、
芹華は、うっかり
気になる人の名前を
バラしてしまいそうにし、
私は思わず、
珠希
ち、ちょっとー
芹華、
名前、い、言わないでって
言ったでしょー?

芹華
あはは笑
ごめんごめん、
つい、
でも、寺西君
良いじゃない?
優しいしなんだかんだ
珠希の事、好きそうな感じも
あるんじゃない?

珠希
いやいや、
そ、そんなわけないじゃなーい笑

来瑠海
ねぇねぇ、何話してるの?

芹華と珠希の会話を
かぎつけて
来瑠海も間に入ってきた。
芹華
えー、
んーと、
珠希がね
気になる人いるって話。

来瑠海
えっ?そーなの?

珠希
もー、
私の話は
良いじゃない、

来瑠海
その、気になる人って
誰なの?

芹華
珠希さーん、
言っちゃっても良いのかな?
(少し珠希をおちょくるようにし)

珠希
もう、好きにしなさい笑
私は、ご飯食べるから、

芹華
んふふ笑
たまきったら、
恥ずかしがっちゃってかーわいい笑

来瑠海
で、で、
だ、誰なの?
気になる人?

芹華
ん、んー
あの人らしい!

そう、芹華ちゃんが
指さしたのは
寺西さんだった。
来瑠海
あー、
寺西君ね、(小声で)
(前から、珠希が気になる人の事は
実は知ってたけど、)

芹華
寺西君、いいよね!
優しそうだし。

来瑠海
う、うん。
そうだよね、
あの、そーいえば
芹華は、ひ、大夢君の事
どう、思ってるの??

芹華
え?
大夢君?
んー、
一緒のチームだけど
特になんとも
思わないけど?

来瑠海
そ、その
好きとか、
気になる感じでは
無いって事?

芹華
ないない笑
あの人に、限ってないわ笑

来瑠海
(何、それ!! ちょっと大夢君に
対して失礼じゃない!?)
そ、そうなんだ。
へー!
(でも、良かった。恋愛対象としては
見てないって事だよね??)

芹華
え?
く、 くるみ
もしかして、 大夢君の事 ?

来瑠海
わー、わー、
なんもなーい!
早くご飯食べちゃお!

芹華
う、うん。
(アンタ、分かりやす過ぎ)
