今日はすとぷり会議。

9：00にはなーくん家集合だから

いつも8：00に起きる俺が7：00に起きた。のに……

……今、なんか漏れた…？

…あ……

布団をめくってみると血が付いている。

せっかく早めに起きたのに早速最悪。

そう。俺は生理男子。

え？生理って女子に来るもんだって…？

いや、俺もそれが正論だと思う。

でも世の中には生理の来る男の子もいるようで…

それが俺。

生理男子って量やばいんよ。あと、吐き気ダルさ腹痛頭痛etc……

女子より不定期でいつ来るかわからないうえ期間が長い。

さぁさぁ今回は何日続くんだ？この地獄が。

とりあえず俺はシーツを片付けることにした。

お腹が痛くて急いだ方なのに時間があっという間に無くなっていた。

俺は歩いていくのは体調的にも時間的にも無理と考えた。

とりあえず必要なパソコン、筆記用具、スマホ、財布…っと生理用品も入れないとな…

慌ててちっちゃめのポーチに数枚入れて薬を……

あれ？薬…

薬？

終わった☆

前回ので使い切っちゃった…

最年長なんだから。

心配をかけるな。

タクシーの運転手さんにスマホで住所を見せる。

お腹痛くなってきたぁ…

俺は無言だった。

俺はこの後、あんなことになるとは思っていなかった。

まさか

バレるなんてねｗ

ついて早々なーくんに心配かけちゃった…

…俺、今普通にしゃべれてた…？よな？

俺はおなかが痛いのがバレないよう、なーくんの跡をついていく。

ん？生理男子なのいわないのかって？

そんなんさ、言えるわけないじゃんｗ

入って早々この二人のうるさい声。

頭に響く…っ

今日集まったのは会議だからなのに…皆ゲームをしていた。

げーむ…か。

ゲームするなら今は寝ていたい…けどな…。

…まぁおなかが痛くてもう限界に近いからなんだけど…ねｗ

やばいな…皆の声が頭に響いて…なんか…

しんどい…っ

なぜか莉犬が後ろを付いてきた。まぁいいけど…

ていうかマジでそろそろヤバイ…薬…

買いに行きたい…っ

限界が…見えてきてる…そう思ったとき

二階に上がってなーくんの部屋のドアを開けた瞬間、莉犬に声をかけられた。

いつもの声の3倍ぐらい低い声で話す莉犬に少し驚いた。

でも次の言葉はさらに驚いた

……もしかして今俺、

バレた…？

莉犬にバレたからか、それとも限界が近かったのか、殺気よりさらにお腹が痛くなった。

俺は莉犬にベットに強制的に乗らされた。

…なんでわかったんだろ…こいつ。

……ダメだ…心配かけれない…

たとえバレてても…ごまかさないと…っ

回想

最初のころ何も相談すらできなかった俺が初めてした相談

そのときなーくんはすごくうれしそうにそういってた。

ベットの上で。5歳も年下な莉犬におなかをさすられながら。

俺は気づいた。

ずっと隠してたけど…もういっか。

莉犬が目を輝かせる。

俺は…いうことを決めた。

あの後すぐいった俺に待っていたのは

なーくんからのお説教だった。けど

みんな受け入れてくれたし、その日になるとみんな助けてくれるようになった。

うん。やっぱり

頼るって大事だな。

ありがとう。みんな。

俺は頼ることをちゃんと知りました‼

END