テラーノベル
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放課後の教室で掃き掃除をしている。
なんでか?そんなの、どうでもいいだろ。
そもそも俺には喋る権利はないんだ。
俺の名前は雅田。
いわゆるいじめられっ子、と言うやつだ。
愛菜
愛菜
そう言って手渡されるのは生ゴミ。
愛菜
雅田
それを口に詰め込む。今にも吐き出しそうだ。
これ以上耐えろ…だって?
そんなの…そんなの無理だ…!
このままじゃ、このままじゃ、
このままじゃ駄目なんだっ!!!
麻央
能花
私は麻央。
自分で言うのはあれだけど、友達がたくさんいる。
ほとんどのみんな…は優しいし!
充実した学園生活!
…でも、悩みがある。
悩みなんて、そんな大げさじゃあないって思う?
…そうだよね。
他の奴らもそうだったよ。
私の悩みは、クラスのいじめだ。
いつも、いつも!
久菜と、愛菜。あの二人が…!
雅田くんをいじめてるの!
なんなの?雅田くんが何をしたの?
麻央
能花
それだけが私の悩みだ。
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