怖い束縛

私の名前は西崎かんな ドラム叩いてる 中一の吹部の女子

可愛くないのに 何度も告られたことがある

私は小学校からとうまが好きだから どんなにイケメンな人が告っても 全て断る。笑

せっかくとうまと話せたのに 先生って人はなんで…

あーあ 暇になっちゃった…

ドラムの練習するか…

この人は桃園るり お嬢様かつぶりっ子 世界でいちばん嫌い。

小学校の時は こんな性格では無かったのに 中学校に入ってから ぶりっ子になった

私も最初は ｢この子かわいい雑貨 めっちゃ持ってていいな｣とか ｢この子優しいしもっと話したい｣って 思ったのに

ぶりっ子になってから みんなで避けるようになった

今日はとうまは 部活ないから…なんだけどね

そろそろ帰らないと とうまに間に合わない 今日こそは告るって決めたから

はぁーもう桃園キモイんだけど

早く行かないと…

念願の夢が叶った… 叶ってしまった…

もう死んでもイイくらい幸せ

その日の夜 7時くらい

まだ7時なのに 暗い夜道…

雨が降ってて 視界も悪い

そしてMINEの友だちは 小学校からの友だちのみ (お母さんにそう言われた)

…最悪か！

友だち追加してないから 中学校の友だちに時間割は聞けないし。 とうまは幼なじみだけど違うクラスだし。

もういい。悪く考えない そう思ってる間に職員室についた

ｺﾝｺﾝ

10分後

先生にお礼をいい、 私はさっきの夜道に戻ってきた 背後に気配が…

とうまとのMINE

ふっ、とスマホから目を離すと そこにはるりがいた るりの右手にはなにかがある

ｼｬｯ

こんな卑怯者を大好きと言うそいつは 一体何者なのだろうか…？