城ヶ崎蘭
謎の女
謎の女
動揺する蘭の頬に触れる。
ザッと血の気が引くような感覚。
謎の女
城ヶ崎蘭
パシッ
城ヶ崎蘭
女の手を振り払う蘭。
城ヶ崎蘭
謎の女
謎の女
謎の女
城ヶ崎蘭
母さん母さん母さん母さん母さん うるさい………黙れ……… 母さんは………あの時……
そうだ………俺が…………
城ヶ崎蘭
謎の女
城ヶ崎蘭
謎の女
城ヶ崎蘭
ポタポタ、と汗が止まらない。 手足が痺れ無理に動かせない。 心の動揺は止まらず、 もうどうしようもなかった。
城ヶ崎蘭
謎の女
城ヶ崎蘭
謎の女
謎の女
城ヶ崎蘭
謎の女
城ヶ崎蘭
女──叔母は ゆっくり蘭に近づき 顎クイをする。 その手は酷く冷たい。
城ヶ崎蘭
謎の女
城ヶ崎蘭
謎の女
謎の女
城ヶ崎蘭
謎の女
城ヶ崎蘭
大声で怒鳴る叔母。
や………め………ろ… もう……やめて……… 俺が…全部… ………もう…… やめて………………
酷く絶望した表情。 涙が溢れ、 ハイライトがなく闇堕ちした目。
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
謎の女
城ヶ崎蘭
謎の女
謎の女
バタンッ
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
全部……お前が……悪い…。 お前さえ……いなければ……。 お前は……邪魔だ……。 いなくなれば…いいのに…。
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
バスルーム
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
手に持っていたペットボトルを 落としてしまう。
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
リビング
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
タタタッ
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
四つん這いになり、 片手で口元を押さえている蘭の 背中を軽くさする蓮。
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
もう………どうすればいいのか… 分からない……。
こんなことになるなら……。
産まれてこなければ ……………よかった。
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
頭を抱え、ボソボソ呟く蘭。
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蘭
カフェ
姫野花恋
姫野花恋
如月雫
如月雫
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
如月雫
姫野花恋
如月雫
姫野花恋
如月雫
姫野花恋
如月雫
姫野花恋
如月雫
姫野花恋
姫野花恋
如月雫
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
城ヶ崎蓮
不在着信
姫野花恋
姫野花恋
城ヶ崎蓮
通話
01:00:00
カタンッ
あまりの衝撃で スマホを落としてしまう。
花恋の顔色は、 悪くなっていくばかり。
如月雫
姫野花恋
如月雫
姫野花恋
如月雫
姫野花恋
如月雫
姫野花恋
姫野花恋
如月雫
タタタッ
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
蘭の部屋
ガチャ
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
助けて…………。
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
ピンポーン
リビング
姫野花恋
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
姫野花恋
深刻な顔の蓮。
城ヶ崎蓮
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
城ヶ崎蓮
城ヶ崎蓮
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
城ヶ崎蓮
二階にいる蘭のところへ
覚悟を決めて向かい始めた。
階段
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
蘭の部屋の前まで来ると 深呼吸を繰り返しながら 扉をノックする。
コンコン…
姫野花恋
いくらノックをしても 返事はない。
姫野花恋
すると
城ヶ崎蘭
姫野花恋
姫野花恋
扉越しに聞こえる蘭の声は 酷く弱々しい声だった。
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
“誰とも話したくない。“ なんて嘘だろう。 ホントは“誰か“に聞いてほしい。 ホントは“誰か“に一緒に いてほしい。
さすがの花恋でも それは分かった。
子どもの頃から、 いつも一緒にいる蘭の存在は
花恋にとって、 大切な存在だった。
“自分が守ってあげないと いけない“ それは昔から、 花恋の役目でもあった。
だからこそ、 今度は自分が彼を助ける番。 闇の中にいる彼を、
明るい光の中に──と。 幼い頃の彼を取り戻す。
花恋にできることは ただそれだけ──。
姫野花恋
姫野花恋
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
姫野花恋
姫野花恋
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
姫野花恋
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
城ヶ崎蘭
姫野花恋
楽しげに会話をする二人。
城ヶ崎蘭
姫野花恋
扉を開け、 もじもじする仕草が なんだか可愛い。
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
城ヶ崎蘭
姫野花恋
─次回─
薄暗い部屋の中で 蘭の話を聞く花恋。
あの事件…… トラウマを話しているうちに 蘭の態度は豹変し──
コメント
10件
いっつも思うけど、ストーリーの展開上手くね?w