あ
あ
あ
ぶるーく
スマイル
ぶるーく
スマイル
まさか、俺が貧血で立てないからとか言う⁉︎
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
スマイル
スマイル
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
なんか、おかしい
スマイル
スマイル
スマイル
そう言ったら、数秒間ぶるーくは黙り、それから話を始める
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
なんだ
そんなことか(笑)
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
…俺の血がまずかったら、今こんな風に過ごしていない
自分の血に感謝しないとだ
ぶるーく
ぶるーく
スマイル
あれは、ああ、ざっとーーー年前か
俺には、小さい頃に友達がいた
女の子の、お友達だ
栗色でロングの子
印象的だったな
その子とは、毎日会っていた
でも、吸血鬼と人間って、会ったらどっちも殺されちゃうから、ひっそりとね
森の中とか…、一目につかない場所とかね?
女の子
女の子
女の子
女の子
その子は実験が好きだった
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
その子は、この実験中、いつも血液パックを持ち歩いていた
いくら実験中だとはいえ、それはサイコパスみたいだった
その子は何年かその研究をし続けた
俺もずっとそばでみてきたし、毒味だって何回もしてきた
甘ったるい味や、辛い味
酸っぱい味や、苦い味までもの血を飲まされた
だけど、毒味は研究を始めてから5年後になくなった
それは、吸血鬼が好む血ができたからだ
やっとできた、俺好みの味
一滴飲んだ時に、全身が身震いするほどの美味しさだった
その時、俺はその女の子に聞いた
なんで、吸血鬼好みの味の血を作っていたのか
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
女の子
彼女の理想はとても素晴らしいものだった
彼女が、5年に渡って同じ研究をしてきたのはちゃんと意味があった
俺は、彼女の考えを聞いて、早くみんなに知らせて、もっと人間と遊びたいって考えた
だから、彼女の考えを聞いて彼女に何も言わないで、飛び出してしまった
早く伝えに行きたかったから
…彼女のもとへ戻ったら、悲惨な光景を目にした
だって、彼女はバラバラに切り刻まれ、死んでいたんだから
残酷だった
彼女を殺したのは、他でもない人間だった
俺は、彼女の切り刻まれた手を見つけた
手に持っていたものは、一緒に研究して作った、吸血鬼好みの血が入っているビンだった
彼女はそれを、最後まで持っていた
俺は、そのビンを彼女の手から取り、家へ帰った
早くその場から離れたかった
そのビンは今でも俺の手元にある
もちろん、ビンの中身はまだ入っている
そして、その、彼女と研究して作った血を、ちまちまと飲み続けていた
俺は、それを口にする
きゅっ…
ぽんっ
…
やっぱり、似ていた
いや、同じだ
この血と、スマイルの血は、
同じ味をしている
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
コメント
2件
やっぱり、血にも味はあるのか、、