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のあ

φ(..)カキカキ

じゃぱぱ

(>\._.)カキカキ...

私達は黙ったまま手を動かし続けた。

静かな病室は、少し気まづい気もした。

のあ

....じゃぱぱさん

じゃぱぱ

はい?

じゃぱぱは手を止め、こちらを向いてくれた。

この行動だけで分かる。

絶対に優しいんだと。

のあ

じゃぱぱさんは、、いつから入院生活になったんですか?

じゃぱぱ

........5歳くらいでしょうか。

のあ

え?5歳!?

私が思ってたより昔から入院生活になっていて 少し驚いた。

じゃぱぱ

はい。初めて余命宣告をされましたね。

じゃぱぱ

もう、、感情が奥底まで突き落とされたみたいな感じでしたね。

じゃぱぱは過去を色々私に話してくれた。

きっと、思い出したくないくらい辛いのに。

なんで私達は、、こんな人生を送らなけばいけないんだろう。

もっと楽しく、余命を知らないほど 幸せに暮らせたなら、

のあ

.....出来ましたよ

じゃぱぱ

俺もです

のあ

私はこれですね。

のあ

何か分かりますか?

私はじゃぱぱに問題を出した。

じゃぱぱ

...なんか、、どこかへ向かうみたいな、?

のあ

半分正解です

じゃぱぱは不思議そうな顔をした。

のあ

まぁ、『天国へのカウントダウン』ですね

じゃぱぱ

.....!!

この題名はじゃぱぱと私にしか分からないだろう。

もうすぐ命が終わる私達にしか。

じゃぱぱ

......俺は、

じゃぱぱは空を描いていた。

のあ

....!綺麗です!

じゃぱぱ

えっと、題名は、

じゃぱぱは悩んでいた。

あまり題名を決めず、直感で描いたのだろう。

じゃぱぱ

あ!『この世の空』とかどうですか?

のあ

...!めっちゃ良いです!

のあ

もう、、じゃぱぱさんと出会って結構経ちましたよね

じゃぱぱ

そうですね。のあさんと過ごしてると時間があっという間です。

もう私とじゃぱぱが出会ってから1ヶ月が過ぎた。

まだ時間はある。

自分の奥底にある、『好き』って気持ちを救い出せるだろうか。

じゃぱぱ

久しぶりにカフェ行きます?

のあ

...!はい!

私達は1階のカフェエリアに向かうことにした。

じゃぱぱ

コーヒー飲めますっけ?

のあ

ミルクティーで!

じゃぱぱと話してる時間が1番楽しいと思えた。

じゃぱぱと出会っていなかったら今頃自殺しようと考えていたかも知れない。

だからこそ、もっと時間を大切にする。

一分一秒無駄にしないように。

のあ

あーあ、寝不足です、、

じゃぱぱ

ちゃんと寝てくださいよー。

じゃぱぱと色々な話をした。

面白い話、変な話、そして余命の話も。

のあ

!初めて飲んだけど美味しいです!

じゃぱぱ

.....前までは毎日来てたんですけどね。

じゃぱぱ

あ、そうだ。

じゃぱぱは日記を取り出した。

のあ

あ!書くところは初めて見ます!

じゃぱぱ

まぁ見ても良いですけど。

じゃぱぱは素早く手を動かしている。

1日の日記で3ページは使っている。

のあ

字ぃ綺麗ですよねー、、

私は無意識に話した。

じゃぱぱ

のあさんの方が上手いですよ。ニコッ

のあ

......ピクッ

やはり私は作り笑いに反応してしまう。

この癖早く治したいのに。

じゃぱぱ

よし。

のあ

あ、、結局見れなかったです、、

ボーとしてて日記を見るのを忘れていたのだ。

のあ

見せてください!

じゃぱぱ

今は嫌ですー!

じゃぱぱは日記を手に持ってカフェエリアから出ていってしまった。

のあ

えー、、何でですかぁ、、

私も急いで病室へ向かった。

のあ

じゃぱぱさんに死ぬの怖いかって言うの忘れてましたね。

私は別に死ぬのは怖くなかった。

でも、、じゃぱぱが居なくなると考えると、怖かった。

のあ

じゃぱぱさーん!ってあれ?

何故か病室にはじゃぱぱは居なかった。

のあ

何で...?

私は必死に考えた。

のあ

1225号室ですよね?

私はドアの横にある部屋番号を確認した。

でもちゃんとじゃぱぱの部屋番号だった。

のあ

まさか、屋上?

じゃぱぱ

あ。やっと来ましたか。

のあ

やっとって、、探すの大変だったんですよ、?

私は走ってきて息切れ状態だった。

じゃぱぱ

ふふっ。ごめんなさい

じゃぱぱ

ただ景色を見たかっただけです。

じゃぱぱはそう言うとまた空を見始めた。

のあ

.....後何回見れるんでしょうか。

じゃぱぱ

ッ!

じゃぱぱ

....さぁ?俺にも分からないです。

じゃぱぱはきっとこの時分かっていたんだ。

後空を何回見れるのか。

じゃぱぱ

はぁ、、余命なんてなければ。

のあ

......そうですね。

私達はずっと余命に囚われている。

解放される場所も、、きっと天国だろう。

のあ

......じゃぱぱさんって何歳なんですか?

じゃぱぱ

えーと、17です。

っていうことは、私が死ぬ時の年齢ということだ。

のあ

へぇー!私より高い!

じゃぱぱ

のあさんは?

のあ

15です!

じゃぱぱ

のあさんってなんか幼い気がするんですよねー笑

じゃぱぱが笑っている顔は久しぶりにみた。

もちろん作り笑いだが、私は嬉しかった。

のあ

むぅ、子供って意味ですかぁ!?

私は頬を膨らませた。

じゃぱぱ

まぁ、そうとも言いますね

のあ

もー!!

のあ

あはは笑

じゃぱぱ

ふふっ笑

楽しい。

この時間がずっと続けば良いのに。

でもそんな願いは叶わず、どんどん時間は過ぎてしまう。

のあ

そろそろ帰りますね

じゃぱぱ

はい。また来てくださいね。

のあ

明日来ますー!

そうして私はこの場を去った。

じゃぱぱ

.....楽しそう。

じゃぱぱ

......好きって言ってもどうせ俺が死んで悲しませるだけ。

じゃぱぱ

どうしたら良いんだろ、、俺は、、

続き⇒500♡

『君と私が出会ったことは"奇跡"なのかも知れない___。』「完結済み」

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コメント

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両思いダー はよ付き合えー

ユーザー
ユーザー

めっちゃ楽しみ!

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