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14 - 双木詩乃の過去 前編

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2024年02月17日

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双木詩乃の過去 小学生の頃

夕方

双木 詩乃(ふたぎ しの)

はぁ…今日の算数嫌だったな。

双木 詩乃(ふたぎ しの)

朝学校に来るともう帰りたくなる…これっておかしいのかな?

詩乃は、毎日学校が終わるとこの公園に来る。そして学校で嫌な事があったら1人で呟いていた。

双木 詩乃(ふたぎ しの)

この公園は、誰もいないし静かだな。一生ここに住んでいたいぐらい、、あはは。。

いつものようにブランコに乗っていると1人の私と同い年の子が駆け寄ってきた。

伊藤 凪(いとう なぎ)

詩乃ちゃん…?詩乃ちゃんだよね?私、伊藤 凪!宜しくね。

双木 詩乃(ふたぎ しの)

えっ?

双木 詩乃(ふたぎ しの)

あっ、、転校生の子か。

伊藤 凪(いとう なぎ)

そうそう!詩乃ちゃんっていつもここに居るよね。なんで?

双木 詩乃(ふたぎ しの)

別に凪ちゃんに言っても分かんないよ。いつもみんなに囲まれて楽しそうにしてるもんね。私なんか学校に行っても良い事なんて一回もないよ。

伊藤 凪(いとう なぎ)

だったら詩乃ちゃんもみんなと一緒に遊んだり話をしたりして輪に入ればいいんじゃない?

双木 詩乃(ふたぎ しの)

そんな簡単な事じゃないんだよ。私は…そういうの苦手。凪ちゃんにとっては簡単かもしれないけど。

伊藤 凪(いとう なぎ)

ふーん。変な子。

双木 詩乃(ふたぎ しの)

変な子?酷い…。

凪ちゃんのその一言に私はイラついた。

双木 詩乃(ふたぎ しの)

凪ちゃんってさぁなんで転校してきたの?それって前の小学校で悪い事してたから、私達の学校に転校してきたんでしょ?そうだよね?

伊藤 凪(いとう なぎ)

えっ、なにそれ?

私達の性格は、真反対だった。だからこそ最初はお互いに分かり合えなかった。

最初はお互いに分かり合えなかった私達だけど、1つ共通している事があった。

迷子の女の子

うわーん!お母さん!

私達は、後ろを振り返ってみた。そしたら幼い女の子が公園の前で泣いていた。

双木 詩乃(ふたぎ しの)

どうかしたの?

伊藤 凪(いとう なぎ)

お母さんどこにいるか分からないの?

迷子の女の子

ぐすっ…実はお母さんと買い物の帰りに私がトイレに行きたくなって何も言わずに公園に行って、公園のトイレ使ったの。それでねお母さんどこに居るのか分からなくなったの。

迷子の女の子

私が勝手なことするから…おがあさああああん!

双木 詩乃(ふたぎ しの)

どうしよう…。色んな人に聞いて回るとか…あ、でも周りに人居ないし。

伊藤 凪(いとう なぎ)

大丈夫だよ。私達が貴方のお母さん見つけてあげるからね。

迷子の女の子

うん…あ、ありがとう!

双木 詩乃(ふたぎ しの)

あっ。。

そうやって女の子に優しく話しかける凪ちゃんを見て私は、しばらく見惚れてしまった。私なんかより凪ちゃんは凄い…いつもだったらそう思うだろう。けれど、今は困っている女の子が居る暗い気持ちなるのはやめよう。

双木 詩乃(ふたぎ しの)

よし、とりあえず警察署行こうか!近くにあるし3人で行こう!

伊藤 凪(いとう なぎ)

そうだね。

迷子の女の子

うん!

私達は、警察署に向かう途中でしりとりをしたりお話をしたりした。そうすることでこの子も少しは安心するだろうと2人は思った。

迷子の女の子

「コロッセオ」!はい詩乃お姉ちゃん次「お」から始まる言葉だよ。

双木 詩乃(ふたぎ しの)

ふふっ。「お母さん」

伊藤 凪(いとう なぎ)

「お母さん」…?あっ!

迷子の女の子

「ん」がついたね。詩乃お姉ちゃんの負け!

伊藤 凪(いとう なぎ)

向こうを見てみて。

迷子の女の子

えっ?向こう?

そこには1人の女性が居た。迷子の女の子はじっと見つめる。

双木 詩乃(ふたぎ しの)

すみません。この子を探してますか?

迷子の女の子のお母さん

……!?そうよ。ええ!お二人とも見つけてくれてありがとう!

迷子の女の子

お母さん勝手にどこかに行ってごめんなさい。2人のお姉ちゃんもありがとう!バイバイ!

迷子の女の子のお母さん

私も気づけなくてごめんなさいね。

笑顔の親子がその場を去って行く。私達は顔を見合わせた。

伊藤 凪(いとう なぎ)

私達の共通していることは「人助け」そうだよね?

双木 詩乃(ふたぎ しの)

えっ、、そうだね。あのね…あの時はごめんなさい。

伊藤 凪(いとう なぎ)

私もごめんなさい!ねぇねぇまだ時間ある?一緒にさっきの公園で遊ぼうよ!

双木 詩乃(ふたぎ しの)

いいよ!

それから私達は毎日あの公園で、この日をきっかけに話をしたり遊んだりした。私も学校が楽しくなった。

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