如月怜央
委員会の仕事が長引いてしまい、帰るのが遅くなってしまった。
如月怜央
そんなことを考えながら急ぎ足で歩いていると、程なくして家が見えてきた。 家の扉に手をかけた時、ふと胸騒ぎがした。
如月怜央
妙な静けさ。 不自然なほどに人通りのない道。 夜だというのに、明かり1つついていない家。 そして覚えのある__黒い気配。 すごく、嫌な予感がした。
『いやぁぁぁぁぁぁッッ!!』
如月怜央
バンッ!(扉を開ける音)
悲鳴がした。 母親の声だった。 それを聞いた瞬間、すぐさま家にとびこんだ。
如月怜央
そこで見たのは、宙に浮く母親の体だった。 否、浮いているのではない。 何かに持ち上げられていたのだ。
母親
??
そこにいたのは、かつて倒したはずの悪魔だった。
如月怜央
??
如月怜央
??
グググッ……
如月怜央
バキッ!
母親
その時、懐かしい気配がした。
??
如月怜央
??
??
如月怜央
破壊神『ユリオン』