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僕は、運命の人じゃない3

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僕は、運命の人じゃない3

1 - 僕は、運命の人じゃない3

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2019年06月02日

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街中を歩いていると、

目に映る人の未来が見えてしまう

ロングの女性は、明日彼氏が出来たり、

チャラチャラした男は、5年後に社長になったり。

人間観察をしてる場合じゃない

でも、仕事以外やることがないんだよな

倒れたって聞いた店長が俺に同情して

ちょっと長めの休暇もらっちゃったし、

俺、今

人生で1番暇

俺は、近くの図書館に行った。

静まり返っていて、

物音1つたてない空間

俺は、本を1冊取って近くの机に座った。

真由美

あ、すみません、

隣にいた女性が広げていたノートやら本やらを詰めた

あ、大丈夫ですよ。読むだけなんで。

真由美

は、はい…

真由美

『運命を変える』

真由美

ですか…

その女性は、俺の本に目をやった

真由美

運命は、何をしても、帰られないのが、困りますよね。

そうなんですよね…

変えられるのなら、幸せなのに…

その女性と、目が合った。

後ろで髪を縛って、とても綺麗な人。

真由美

また、来ますか?

分からないです…

その女性は、髪に何かを書いて渡してきた。

真由美

真由美です。柴崎真由美。また、会いましょう。必ず。

俺は、コクっと頷いた。

優です。

真由美

覚えておきます。友達ですから。

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