21gを笑う天使

幼少期　公園

「大っ嫌い」

「大っ嫌い」

「大っ嫌い」

現在

するとコイツは 両手を目一杯に広げ 俺を見た。

と血洗島の方をチラッと見ると 何故か親指を立てて キリッとした顔のアイツと 目が合った。

２人の熱い視線に 耐えかね、俺は３秒だけ 抱きしめることにした。

俺の背中にまわった コイツの両手は ピタリと張り付いたまま 動かなかった。

すると血洗島は何かを 考えながら俺に近付くと 俺のズボンのポケットに 手を入れ始めた。

暫くポケットを探った後 黒い何かを中から摘み出した。