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#恋愛
太陽の光が私を照らす
美琴
なんだか長い夢を見ていた気がする
私は体を起こし、ふとスマホに目をやる
はぁ、と息を漏らす
美琴
美琴
そんな事を朝から呟く私は
きっと幸せにはなれないだろう
美琴
美琴
ふとそんな事が頭によぎった
気持ち悪い
美琴
重たい体を再度起こし
絡まったロングヘアを直さずリビングへ向かう
母親
母親
美琴
母親
美琴
私はお母さんに目を向けずバナナを探す
母親
母親
美琴
ギロッと母親を睨む
私の声に母親はビクッと肩を震わす
美琴
母親
美琴
美琴
美琴
母親
玄関で手を振る母親を横目に私はそそくさと家を出た
鳥のさえずりが響く
早く登校したおかげで
うるさい声もしつこい足音も聞こえない
聞こえるのは風の音と鳥の声だけ
美琴
そして聞かれたら恥ずかしいであろう独り言をつぶやくのだ
それが私の精神安定剤
靴箱に靴を入れ、上靴に履き替える
おはようという声が聞こえたので 一応返してみる
美琴
私の声が小さかったのか
私に対してじゃなかったのか
無駄なことに頭を働かせたくないので さっさと2年B組の教室へ向かう
美琴
思わず声が出てしまった
今は7月だ
だから、教室にクーラーがかかっている
でも、流石に寒すぎ。
寒がりの私は予め持ってきていた紺色の上着を羽織る
後ろから聞き馴染みのある声が聞こえる
上着を羽織り、振り返る
柚希
彼女の名前は「江田 柚希」
少し肩を震わせ、白色のカーディガンを羽織る柚希を見つめる
美琴
しばらく見つめたあと、やっとの思いで絞り出した挨拶。
柚希
美琴
適当に返し、バッグから分厚い本を出す
柚希
美琴
柚希
ふ、と声が漏れる
柚希は高校入りたての頃からの仲だ
仲がいい親友、という訳ではないが
出会いは高校始業式の放課後だ
柚希
もたもたしている柚希を見かけた
美琴
美琴
美琴
この頃の私はまだ会話できるときだったから
柚希に軽く話しかけれたのだろう
柚希
頬を赤らめる柚希が可愛かった
美琴
美琴
私はその日から柚希と友達、になった
あの頃の私は
簡単に人に話しかけれてたんだな
美琴
柚希
美琴
まだ整理していないバッグを急いで整理する
柚希
柚希はそう言い、またねーと言い自分のクラスに帰って行った
軽く手を振り、何となく上げていた口角を 元の口角に戻した
さて、勉強しなきゃね。 余計なことは考えずに
山田 美琴 ヤマダ ミコト 12/24🎂 16歳 m b t l . istp
江田 柚希 エダ ユズキ 5/12🎂 17歳 m b t l . isfj
コメント
1件
うわあ、第1話からすごく空気感があるお話ですね…。飛び降り事件のニュースを「馬鹿みたい」と一蹴する冒頭から、もう主人公・美琴の内面に引き込まれました。母親との朝のやりとり、あの「勝手にしないでよ」の冷たさと、母親がビクッとする描写がリアルで胸が痛かったです。そんな中で柚希との出会いの回想──「可愛いね」「一緒に帰ろう」ってかつての美琴がさらっと言えてたギャップが切ない。続きがすごく気になります!