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あかねさん、第2話読みました〜! 美琴の憂鬱な空気感と、過去のトラウマっぽい何かがじわじわくる感じ、すごく好きです。「綺麗な目」って言われて過呼吸になりかけるシーン、心臓ぎゅってなった…。 それにしても保健室であの男子、絶対わざとタイミング合わせてますよね…?😶🌫️ 続き、気になるのでゆっくり待ってますね🖤
…め
だめ
行かないで
もう
離れないで
美琴
…息が止まるかと思った
悪夢でも見てしまったようだ
美琴
気にすることない
早く学校に向かおう
───────昼休み───────
美琴
か細い溜息が出る
なんだか今日は憂鬱だ
今日の夢のせいだろうか。 いや違う
そう言い聞かせ、母が作ったタコさんウインナーを口に入れる
柚希
そういい、卵焼きを頬張る柚希を見る
柚希はホントにふわふわしてる
典型的な高嶺の花、といえば良いのだろうか
そんな女の子になりたかった
柚希
美琴
美琴
柚希
柚希
私が意見を言うと否定しないで肯定してくれる
柚希は本当に優しい子なんだろうな
沈黙が続く
弁当に入っている冷凍パスタを見つめ 私はため息をつく
今日はなんだかやけに憂鬱だ
疲れた
柚希
美琴
柚希
美琴
箸が止まる
柚希
美琴
元気な日なんてココ最近ないけど
てか、週に3回くらいってなに
柚希
えへへ、と笑う柚希に笑みが零れる
ほんとに能天気さんなんだから
そして再び沈黙が続く
柚希
りんご味のゼリーを口に運んだ時 柚希が話す
柚希
美琴
柚希
柚希
きれいなめ
美琴
思い切り立ち上がる
美琴
美琴
柚希
柚希
美琴
立ち上がった衝動で喉にゼリーが入ってしまった
うるさい
出てくるな
うるさい
柚希
美琴
柚希
美琴
咄嗟に口にしてしまい、ハッとする
ポカンとした顔で見つめる柚希がいた
美琴
美琴
柚希
ホッとした顔の柚希を見て、私もホッとする
美琴
美琴
変なこと
それは本当のことなのか、咄嗟についた嘘なのか
自分でも分からない
いや、 ''分かりたくない''
美琴
柚希
そう言いおにぎりを急いで口に詰め込む柚希を横目に、私は残りのゼリーを飲み込む
先生
蒸し蒸しとした汗が頬を伝う
5時間目。体育だ
今日の体育はバレーボールらしい
投げられたボールを相方に投げ返す
私、山田美琴は体育が嫌いだ
理由は単純、疲れるから
汗をかいて気持ちいいという感覚が理解できない
背中に広がる汗がベットリしていて気持ち悪い
美琴
誰にも聞こえない声量でそう呟く
ボーッとしていると次のパスが飛んできたようだ
わたしは受け止めきれず、左肩にボールが当たる
美琴
いや、どう考えても私がぼーっとしてたのが原因だ
こうやって気を遣わせるのは好きじゃない
美琴
なるべく目線を合わせずポツリとそう言い、立ち上がろうとする
クラスメイトが手を差し伸べる
聞こえなかったのかと思われ、もう一度問われる
立てる?
美琴
美琴
差し伸べた手を見えていないふりをし、自力で立ち上がる
が、またすぐ視界が回る
美琴
誰かの話声で目が覚める
美琴
背中に感じるあのイヤな汗もすっかりひいている
起き上がろうとすると、サラサラ生地の布が私を包んでいるのに気がついた
美琴
ここは保健室だ
私はあの後倒れてしまったのか
記憶がない
……あんな事で?
美琴
こんな貧弱だったんだ
美琴
そんな事実から目を背けるように
ベッドから起き上がる
先程の話し声、先生たちがいるのだろう
お礼を言って出よう
美琴
……ハ?
先生かと思っていたが
全然学生だったのだ
美琴
しかも。バレてるバレてないって
いや、キモ
保健室でいちゃこくなよ
美琴
なんだか今日はついていない日だ
大きな溜息をする
聞こえていないか少し不安になったが、所詮他人なので気にするのを辞めた
廊下を走る音が遠のいて行く
私も出たいが、まだもう1人残っているため 動かないでいる
それからしばらく経ったが、もう1人が出ていったような音は聞こえなかった
きっとまだここに居るのだ
……いやさっさと帰れよ
私も帰りたいんだけど
段々とイライラしていき、布を掴んでいる手が強くなる
保健の先生は一向に帰ってこず ひたすらただ気まずいだけだった
鼻をすする音、喉が鳴る音
沈黙を妨げるような、咳払いも聞こえる
はやく、はやく。
どこかに行って欲しい
ぎゅ、と目を瞑ったと同時に甲高い声が聞こえた
美琴
美琴
困惑してしまい、一瞬取り乱してしまったが 丁寧に返事をし直す
保健先生
保健先生
がらがら、とカーテンを開ける音と同時に、電気の光が差し込む
美琴
美琴
胸が早鐘を打つ
どく、どく、どく、と
保健先生
保健先生
そういい、バッグを足元に置かれる
そのバッグを急いで手に取り、私は立ち上がる
美琴
なるべく下を向き、扉へと向かう
ドク、と嫌な音が脳に響く
保健先生
先生の言葉を適当に返し こちらへ足音が近くなる
ガラッ
美琴
急いで扉をあけ、早歩きで飛び出す
廊下の生温かい風が、髪の毛を靡かせる
何故か分からないが、男性と保健室にいる そして同時に保健室を出るという行為が
如何わしい事は何一つしていないけど
どうしても気持ち悪かったのだ
暖かい風が吹く
追ってきていないようだ
その事実にホッとする
美琴
少し頭痛が残ってる
寝すぎたのだろうか
それにしても今日は本当に、本当についていない日だ
嫌な夢から始まり、ゼリーを喉に詰まらせ、 体育では失敗してしまい
気が付けば保健室
美琴
またポツリと呟く
独り言を言う癖は治らないのだろうか
厨二病みたいで出来るなら直したい
軽く溜息をつき、歩くのを再開する
こつ、こつ、こつ
こつ、こつ、こつ、こつ
美琴
足音がひとつ多いことに気がつく
……もしかして
美琴
肩を掴まれる。