数年後
図書館は何も変わらずそこにあった
本が増えた事以外、何一つ変わらない
ただ、一つ挙げるとするのなら
エイレーン
ビブリア
エイレーン
エイレーン
ビブリア
ビブリア
あれから、エイレーンは本を読んでくれるようになった
何となくだが、エイレーンという人間について少し分かったように感じるし
会話の回数も増えた
やっぱり本は素晴らしい
エイレーン
エイレーンは机に置いてあった版をビブリアに見せる
それは3日前に出版されてこの図書館に追加されたものだった
ビブリア
タイトルを読んで、ビブリアは驚いた
ビブリア
エイレーン
エイレーン
ビブリア
エイレーン
ビブリア
エイレーンから手渡された本を、ビブリアはペラペラとめくる
内容的にはファンタジー系の物語のようだ
そして、ビブリアは最後のページに目を向けた
「この話は私達の体験した不思議な話しが元になっています」
「きっとただの夢だったんだと思うけど、私たちはそれを忘れることが出来ない」
「ビブリアとエイレーン、未だにこの図書館を守護する者」
「私達は、彼らが存在すると信じています」
このような文章がいくつか続き
「最後に、もし貴方達がこの本を読んでいるのなら」
「私たちを救ってくれてありがとう」
「この場を借りて、そうお礼をしたいです」
ビブリア
エイレーン
ビブリア
エイレーン
ビブリア
エイレーン
ビブリア
ビブリア
エイレーン
ビブリアはエイレーンの言葉を最後まで聞かず
ビブリア
エイレーン
エイレーンが隣に座るように促してくる
ビブリア
ビブリアは軽く呆れた様に、隣に座った
コメント
5件
面白かった! エイリーンとビブリアの2人の仲見てると微笑ましい
ホンマに鈍感やな笑