この作品はいかがでしたか?
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コメント
7件
宣伝から来ました!聞いたとおり語彙力ありすぎですね…分けて下さい((
え、ちょっと待ってあのえっと… 5ミな語彙力でもいいなら宣伝してもいいっすか……… これ神ですよ俺救われました…… ┌(๑ ˙൧̑ ˙ ๑┐)┐アゴゥ...←
サムネの花はナスタチウムです 花言葉は【困難に打ち勝つ】だったと思います 今回のお話にとてもピッタリだと個人的に思ってます
突然ですが皆さんは「死にたい」
なんて考えが思い浮かんだことはありませんか?
人間誰しもが1度はそんな感情を抱えてしまうと思います
それは当然の事で誰もが通る道だと私は思っています
しかしその気持ちがそのまま続いて本当に死に至ることは悲しい事でもあります
私の考えは己の意思で死を選ぶことは逃げる事だと思います
死に至る理由がどうであれ死を選ぶこと、それはいけないことです
逃げるのが悪いわけでも恥ずべく行為でもありません
しかしその逃げの手段で死を選ぶのは私は間違ってると考えてます
仮にいじめにあっていたとしましょう
それが酷いものでもあなたが死んでしまえばそれはいじめていた側の思う壷です
逆にそのいじめてたヤツらの考えを踏みにじる考え方
コイツらよりも長く生きてやる
幸せになってやる
そんな考えが生まれてしまえばそのいじめっ子達の思惑通りにはならないです
これはただの理想論みたいなものですが
さて、前置きが長くなってしまいましたね
では、最後に皆さんに問います
死にたくなるほど苦しい思いをした時
あなたは逃げの手段で死を選びますか?
それとも嫌な【もの】に対して一矢報いて その【もの】を跳ね除け
生きるという選択をしますか?
死ぬも生きるもどちらにもきっかけは必要不可欠なものですよね
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
密かに決意を胸に掲げその日は眠った
翌日
通勤途中のコンビニにて
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
朝食と飲み物を買いコンビニを出る
出ると同じ会社に務める女性社員3人組が俺を見るなりヒソヒソと何か話し始めた
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
少し時間に余裕もって職場につき 自分の席にと腰掛ける
買ってきた朝食を食べようとした時 同僚の1人から部長が呼んでいると
俺に伝えてくれた
呼ばれるような事をした覚えはないが上の呼び出しなので断れる訳もなく
開けようとしたサンドイッチを起き 部長の元にと向かう
涼太
涼太
部長
涼太
部長
涼太
涼太
部長
涼太
部長
涼太
部長から飛び出した言葉は衝撃的だった
何故なら涼太にはそんな事した覚えが一切ないからである
飲み会でやらかしたのかとも思ったが自分はあまりお酒に強くないので飲みすぎないようにしてるし
仮にそうだとしても涼太は飲みすぎで前日何やったか忘れたなんてことはなく
しっかり前日の記憶を覚えているのでそんな事をしていたのなら謝罪もするし
自ら会社を辞めるなんて事もする
だがそんな事をした覚えは一切ないので、部長から飛び出した言葉が衝撃的だった
涼太
部長
部長
部長
部長
涼太
涼太
部長
涼太
部長の口から宇崎の名前が出るとは思ってなかった
何故なら宇崎は自分と同期でお互い切磋琢磨してきた仲だからだ
部長
涼太
部長
部長
部長
部長
部長
部長の言ってることは正しい
成績の落ちる前の俺はこの仕事にやりがいを確かに感じていた
自分の特技をこの場で活かせることができそれが会社のためになりその頑張りが俺の給料になり
正直この職は俺にとって天職だとも思っていた…
だがひとつのミスが原因でどんどん俺の成績は落ちていった
涼太
涼太
涼太
涼太
部長
俺は退職届けをその日のうちに書きあげて部長に渡し荷物をまとめ会社を出た
出る時道行く女性社員の目が痛かった 俺には身に覚えのないものなのに
変な噂に踊らされて俺は仕事を失った
すれ違いざまにある男から一言こう告げられた
【ありがとよ】と
項垂れていた俺はその言葉で気を持ち直し後ろを振り向く
そこに居たのは同期の宇崎であった
そしてそこで思い出す
呼び出しをしてきた奴も宇崎であった
そして俺の失敗した計画に宇崎も関わっていた
その時期から宇崎の成績が伸びていき逆に俺の成績が下がっていっていた
俺は宇崎の策にハマってしまったのだ
その瞬間自分の中に溢れんばかりの殺意が湧いてくるのが分かった
だが、そいつを殺したところで気分は晴れても社会的地位を全て無くしてしまう
そう思いその場で踏みとどまり俺はまた、自分の車にと向かい歩き出す
家に着き荷物をおろし椅子に腰掛ける
そして先程のことを思い出しその全てが悔しくてその場に泣き崩れた
大人になって初めと言うほど大泣きをした
彼女に振られた時よりも心が苦しかった
信用されてた部長にすら見捨てられて親友だと思ってたやつには裏切られて
もうどうにかなりそうだった
そしてその心は癒える事なく俺はある行動に出てしまう
家にあった適当な紙に遺言を書き出した
見つけたものに向けた言葉と家族に向けた感謝と謝罪の言葉
そして死に至る理由を詳細をぼかしつつ、その紙に記し最後に自分の名を書きペンを置いた
その後部屋を片付ける
死ぬのに十分なスペースを作ったのだ
その過程で幾つもの懐かしいものが見つかった
小中高の卒業アルバム
それらを手に取り最後に眺める
高校から中学そして小学と眺めていく
小学校のアルバムを閉じようとした時1枚の手紙のようなものがヒラリと宙を舞い、床に落ちた
手に取りなんの手紙か確認してみる
するとそこには【未来の僕に】とお世辞にも綺麗とは言えない字で書かれていた
何気なくその手紙の内容を見てみる
未来の僕へ! 初めまして未来の僕! 突然ですが未来の僕は幸せですか?
涼太
その手紙の内容一つ一つに返事を返し その文に見入っている
ちなみに僕は幸せです! 先生に怒られたり友達と喧嘩したりそんな毎日を送ってますけど幸せです! 何気ないこの時間が幸せだって先生は言ってました!
涼太
涼太
でもその中で先生はこうも言ってました 【何気ない幸せは急に無くなる事もある】
涼太
涼太
誰しも必ず1度は悲しみにくれることもあるって言ってました 今の僕にはまだ分かりませんが未来の僕は今そうなんでしょうか?
涼太
涼太
もしそうなら今の僕からひとつ言葉を贈らせてください!
僕は強い子です!だからめげないでください!!
今日こんな授業を受けました 辛かった時死ぬ事は救済か?
内容はとても難しくて今の僕にはまだ分からなかったけど、これはだけは言える!
死ぬ事は間違ってるって!
涼太
だって死んじゃったら何にもならない!!自分は良くても周りは絶対悲しむ人が居る
もし僕がその場にいたら僕も悲しいもん 僕だけじゃなくて家族も僕の友達も少なくても1人は悲しむよ!
その授業の最後に先生はね どんなに辛くても抗い続けてみる。それはどんな姿であろうとその時の皆はこの世で1番輝いてるものなんだ、て
未来の僕が今幸せか不幸せかどうかなんて今の僕は分からないけどもし、気分が落ち込んでるならこれを見て笑顔になって
そして明日を楽しみにしていて欲しいな…明日なら何かいい事あるかもしれないから
未来の自分に宛てた手紙書くの恥ずかしかったです 6年2組 菅原 涼太
俺は気付くと泣いていた
それはさっきの悔しい涙とはまた違ったものだ
情けなかった自分に対して
エールをくれた過去の自分に感謝の念を込めてその涙を流したのだ
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
涼太
その後部屋を綺麗にして遺書を破り捨て 前向きに生きる事を決意した
ちょうどその時
ピンポーン
家のベルが鳴った
確認するとそこには別れたはずの元カノが玄関の前に立っている
俺は迷ったがとりあえず家に入れることにした
そして話を聞くと彼女も散々な目にあっていたらしい
浮気相手と交際を続けているうちにそいつが暴力を振るいだしたという
気に入らないこと、自分の思い通りにならないとすぐに手を出していたようだ
その証拠に至る所に青アザが見えた
限界を迎えた彼女は俺の元に帰ってきたらしい
随分と自分勝手だと彼女自身も分かっていたがそれでも宛はここしかなかったみたいだ
俺はそれを聞き迷わず復縁を許した
浮気のことは水に流すと俺はいいそれを聞いた彼女は安堵したのか俺の胸の中で泣いた
それから少し時は過ぎ彼女は前以上に俺に愛を注いでくれた
俺はと言うとまだ職を探していた
まだあの事を引きずっていて働くのが怖かった
彼女にはこの事を伝えており返答は 【その傷が癒えるまで私が頑張る】との事
養われたままでは情けないので頑張ってその事から立ち直ろうとしてとき
俺に1本の電話が入った
連絡先は前部長だった
内容は帰ってきて欲しいとの事
当時のことは悪かったと話してくれ宇崎の悪行もバレてしまい宇崎はクビにされ職場環境も寄り良いものにと改善してくれたようだ
俺は少し不安だったがその要件を受け入れ後日会社に仮出勤することになった
そして現在……
今の俺は昔以上に幸せだ
付き合ってた彼女も今では妻となり2人の子にも恵まれた
仕事も順調で俺は課長にまで上り詰めた
ちなみに前部長は今ではその会社の社長になっており当時のこともあり俺と部長の仲は社内でも有名な程となっていた
ここまで来れたきっかけはあの手紙を見つけた事だ
あれがあったから今の俺がある
だから俺は過去に向けた手紙を贈る
妻
涼太
涼太
妻
涼太
妻
涼太
涼太
妻
涼太
妻
涼太
妻
涼太
涼太
拝啓 過去の自分へ 過去の俺元気か?今の俺は元気だ それは過去の俺のおかげなんだけどな
お前の言った通り幸せは突然終わりを告げ悲しみがやってきたよ
恥ずかしい事に死のうとまで考えちまってな……今となれば馬鹿だったよ俺は
もしあそこでお前の手紙を見ることが出来なかったら今の俺はいないな
そのくらい影響があったんだよ
お前には感謝してもしきれないな…… そんなお前にひとつ未来の俺からアドバイスをくれてやろう
生きていく中で辛く悲しくて死にたくなる時が必ず訪れる
だがそこで思い出して欲しいのは君の先生が言っていた言葉だ
どんなに辛くても抗い続けてみる。それはどんな姿であろうとその時の皆はこの世で1番輝いてるものなんだ
この言葉を俺からも贈ろう
人っていう生き物はもろい生き物だ
すぐに壊れてしまうからなでもなその脆さを補うものが人には備わってるんだ
それが抗う心なんだよ…これだけは人間無くすことは決してないだろう
抗う姿は不格好かもしれない でもな人間は…動物は…生き物はその瞬間が1番輝いていて生に満ちている
死ぬ事は簡単さ、だが生きる事は難しい…その難しさをどう解決していくかそれが
俺は人生なんだろうなって思う まぁガキの俺には分からないかな
とにかくお前は真っ直ぐに生きろ!それはお前の長所で人間の長所だろうからな 君に命を救われた男 菅原 涼太