この作品はいかがでしたか?
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青
桃
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桃
かすれた声で、君は頼りなげにそう呟いた、
桃
桃
青
まさか、ッ本当にそんなことがあるなんて...
桃
びっくりして何も言えない僕に、桃くんは弱々しい声で謝った
嘘じゃないってわかってるのに...
問い詰めたのも自分なのに...ッ
...人の心が読めるって言うことは、ッ
この感情も...ッ?
桃
そう呟いて桃くんは教室へ向かおうとした
桃くんの話を信じるとか信じないとか、それより先に僕は
今日、桃くんを1人にさせちゃ行けない
そう思った、だって彼の瞳はさっきッ
あんなに不安で揺れていた、ッ
きっと、誰にも言えないことを僕に話してくれたんだッ
僕はこんな馬鹿だけど、それだけはわかる
青
青
青
青
そう言うと、彼は1度目を丸くして
僕の必死な顔を見て笑った
桃
桃
静かに笑いながら僕の元へ戻ってきた桃くんは、
外から隠れるようにしてかがんだ
僕もそんな彼の隣にそっと座り込み、これからどんな会話をしようか、
さっきのことをどこまで突っ込んで聞いていいのか
今更頭を悩ませていた
桃
固まる僕に微笑する桃くんを見て、
僕はさっきと同じようにフリーズした
もしかしたら、予知能力者みたいな感じかな、?
なんて考えていたけれど、真実はそれを更に上回るものなのかもしれない
桃
桃
桃
桃
まるで他人事のように呟く桃くんは、
何にも興味を持っていないような瞳で天井を見つめる
きっと、どんな風にでも嘘はつけたはずなのに、っ
どうして桃くんは...ッ
こんなに重要な秘密を僕なんかに教えてくれたんだろう...ッ
桃
心の中で思ったことにあまりにすんなりと返事をしてくるから、
自分の言葉で言ったことなのかどうか...
自分でも分からなくなってくる
青
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
桃
桃
桃
桃
青
青
桃くんはその後も丁寧に教えてくれた
寝ていれば感情は一切聞こえないから授業中もよく寝てるんだってこと
テスト中は先生に許可をもらってイヤホンをしていること
相手の感情を読むのには、距離が関係するんだってこと
気になっていることを全部答えてくれた
けど...
僕の中ではどんどんある疑問が浮かぶ
青
桃
桃
桃
青
思わず背筋がゾッとした...
だって桃くん、"バラしたらすぐ分かっちゃうけど"って言った時
目つき変わったもん.....
わずかに自分の手が震えていることに気づいた
そんな僕の手首をつかみ、彼はわずかに口角を上げる
そして、その人差し指を僕の口に押し当てた
桃
青
僕の手を握る彼の手は冷たくて
思ってたよりもずっと、力強かった
桃くんの瞳に吸い込まれそうになりながら僕は頷く
桃
桃
桃
この、どこかテンポが外れていて
マイペースな同級生は一体この先の僕の人生をどれだけ掻き乱していくんだろう
この時の僕には、全く想像がつかなかった
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡1100
今回頑張ったから欲しい(´;ω;`)
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続き待ってます