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僕は " 愛 " が嫌いだ。

だって、期待させてきて落とす

危険な刃物だから。

アンタのッ…せいでっ、…!

TH

あ"ッッ……ぃッ、たッ……

母からの暴力は日常茶飯事。

おまえは手のかからない子で助かるわ。

でも、時には愛を囁いてくる。

TH

ぼく、いい子…?

今までの暴力なんて忘れちゃうぐらい、その " 愛 " は僕を溶かす。

母は毎回違う男を連れてきて

その度にどれだけ寒くても外に追い出してくるけれど

たった少しの " 愛 " で全部忘れちゃうんだから、危険なものだ。

まぁその " 愛 " も直ぐに無くなってしまうんだけどね。

それが怖くて怖くて、嫌で嫌で仕方がないんだ。

──そんな僕は、学校でも嫌われ者だった。

Mob

うわっ、あの人また怪我増えてる

Mob

どうせ誰かと喧嘩したんでしょ…怖いね…

Mob

絶対近づかないでおこう

TH

…………

見ての通り、周りは僕のことを不良だと思っているらしい。

原因は頬や腕の怪我。

僕が他の生徒と喧嘩してできた傷だと思い込んでいるんだろう。

僕が暴力を受けているなんて、きっと誰も考えていない。

ザワザワ………

ザワザワ……

TH

……?

今日の教室はやけに騒がしい。

Mob

なぁ聞けよ、今日転校生が何人か来るらしいぞ

Mob

しかもイケメンらしい

Mob

えっ、まじ?どこで手に入れたのその情報

Mob

○○先生から聞いたんだ

ああ、転校生。

だからこんなに騒がしいのか。

先生

皆さん、席について。

先生

今日は転校生が来ています

ガラガラッと扉を開けて入ってくる男。

HK

えっと……ヒュニンカイです…!よろしくお願いします……っ

外国っぽい整った顔立ちに、スラッと目立つ高身長。

クラスメイトは全員 転校生に釘付けだった。

先生

席はあの端の席で大丈夫?

HK

大丈夫です、!

TH

ぁ……

僕の隣の席じゃん。

HK

よろしくね…!

緊張しているのが見て取れる。

TH

…………

軽く会釈だけすると、ヒュニンさんは目を丸くした。

きっと会釈だけで挨拶を済ませたことに驚いているのだろう。

…期待されてから嫌われるより、最初から嫌われてた方がマシだろ。

先生

ではHRを……

フッと窓の外を見る。

今日は凄く晴天だ。見てて気分がいい。

日差しもよくてポカポカする。

それらはボーッとするには十分な材料だった。

先生

…ではHRを終わります

ああ、やっと終わったのか。

HK

…ねぇ!きみ

TH

…え?

なんで?

あんな素っ気ない態度とったのに

なんで話しかけてくるんだろう。

HK

名前なんて言うの?

TH

……

TH

カンテヒョン。

HK

テヒョン…テヒョナって呼んでもいい?

TH

…別に

HK

やった!ありがとう…!

僕と話したいなんて物好きだね。

後ろに君と話したくてウズウズしてる女子達がいるって言うのに

僕を優先するだなんて。

ガラガラッ…

BM

ひゅにーーーん!!!

HK

、ん?

HK

ぁ、ボムギュヒョン!

BM

案外クラス近くて良かった〜

なに、この人…

お人形さんみたいに繊細で綺麗な顔してるのに、

それに似つかわしくないうるささ。

BM

……ん、カイ、この子と話してたの?

HK

あ、うん…!名前教えてもらっただけだけど

…僕?

BM

ふーん……
…ねぇ、僕ボムギュ!君なんて言うの?

TH

………テヒョン

BM

テヒョナね〜!

BM

んふ、可愛い…

TH

……は?

今なんて言った?

BM

凄い顔整ってるよね。テヒョナの顔、好きだな〜

急に何を…

HK

…ヒョン、ナンパ?

BM

えっ、ナンパのつもりないんだけど!

TH

……はぁ…

TH

僕のこと褒めるなんて おかしいですね。

BM

っ、!

BM

そ、そう…?そんなことないと思うけど、

TH

…そう、ですか

TH

そういうのいいので、静かにしてもらっていいですか。

“ 静か ” が欲しい。

…あばよくば " 嫌って欲しい " 。

僕に対して期待して欲しくない。

BM

……

BM

カイ、行こうか

HK

あっ、うん…

ズキッ。

痛い。

もう慣れているのに。

僕は

いつまで経っても大人になれない。

虐 待 少 年 て ひ ょ ん く ん

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