ドカッ
あき
う”…
ゴッバキッ
校舎裏で響く、俺の体から出る不快な音と俺のうめき声、そして…
いじめっこ
今どっかバキッって言ったくね?w
いじめっこ
やばすぎwww
人を馬鹿にする笑い声
いじめっこ
骨折れたらやばいし今日はやーめよ!w
いじめっこ
じゃーなww
これらの音を毎日聞くようになったのは、いつからだろうか
あき
そんなの、もう、覚えてないや、
俺の目からはもう、涙すら出てこない
体がもう限界ってことだ
あき
っ!、
痛い体を動かして、 俺は走り出した───
バンッ!!!
あき
はぁ、はぁ、
走ってきて、扉を勢いよく開けた先は屋上
もう学校は終わっており、放課後の時間のため、薄暗い
ぼんやりと景色を眺めながら、呟いた
あき
神様なんて、、いないんだっ
俺は神様を信じていた
神様は弱いものの味方をしてくれるのではないかと
でも、「最後」まで神様は味方をしてくれなかった
あき
酷い世の中…w
ジャンプして、フェンスの上に乗る
バランスを保ちながら、ゆっくりと立つ
あき
風、気持ちいいな
あき
自然は俺の味方をしてくれるのかな?なーんてw
あき
…
あき
神様はいなくても、守護霊でも入ればよかったのに…
あき
なっ!
言いきった瞬間に思いっきりジャンプする
目を閉じて、「来世では幸せになれますように」なんて願おうとした時…
グイッ
あき
いった、、
手首に何やら痛みが走った
あき
なん、だ?
目を開けるとそこには───