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半妖

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半妖

22 - 半妖 22話

2020年11月11日

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赤龍寺修

黒木。

黒木満

ハッ

赤龍寺修

戦局状況

黒木満

現段階では我々が押しております

赤龍寺修

人間共の本拠地は

黒木満

ありました。しかしどうも他に陰で操る者が居るようです

赤龍寺修

みつけた本拠地はどうした

黒木満

はい。壊滅させました。

赤龍寺修

なるほど。壊滅してなお人間共は怯む様子もないと

黒木満

はい。

赤龍寺修

お前は調査を続けろ

黒木満

ハッ

ねぇさん

怖くない?

まだ心配していたのか、、、

正直怖いさ

でも、皆がいる

手を握れば震えが収まるし、声を聞けば心地よくてまるで牢獄中でも励ましあっていた頃を思い出す。

とても安心するんだ

、、、そっか

水戸部幸一郎

そろそろ準備はいいかな?

はい。

小林樹

はぁ、、、しっかり掴まっていてくれよな

小林樹

行くぞ

赤龍寺修

(、、、ふむ。戦況はこちらが有利ではあるが、これで終わりとは到底思えない)

赤龍寺修

!!

赤龍寺修

魔力反応!

ドサドサドサドサ

父上

赤龍寺修

なぜお前が!

長谷川海里

ヒソヒソ/蓮って本当に赤龍寺家の娘だったんだな

田口蒼真

今更何言ってんだよ

長谷川海里

とか言って地味に驚いてる癖に

赤龍寺修

やはり先程の砲撃の方向を変えたのはお前だったか

赤龍寺修

我が娘ながら困ったものだ

赤龍寺修

それで何をしに来た

赤龍寺修

まさか助けに来たとでも言うつもりじゃないだろうな

そうだと言ったら

赤龍寺修

確かにお前は強いしむしろ俺の方が弱いだろう

赤龍寺修

だがなぁここは子供が出る幕じゃねぇ

赤龍寺修

こんなに餓鬼を連れてきてどういうつもりだ

ひとつだけ言わせて頂くと助けというよりかは私達が一方的に行動しているだけです

私達は助けに来た訳ではありません

この戦争を、、、あいつらの悪事全てに終止符を打ちに来ただけです

赤龍寺修

なるほど、つまりお前のわがままでここまでの餓鬼共を連れて来たと言うことか

バシッ

グッ、、、

父上!!

赤龍寺修

行け

!!

赤龍寺修

お前は今、赤龍寺を名乗っていない。ただの半妖の蓮だ。

赤龍寺修

せいぜい、俺の命令を訊け

赤龍寺修

俺の部下としてな

赤龍寺修

行け

赤龍寺修

全てを捨ててまでお前はそれを選んだ

赤龍寺修

期待しているぞ、蓮

必ず成し遂げて戻って来ます。誰も犠牲などしません

さて、、、敵の本拠地に向かうとするか

会長、田辺先輩、鯉田先輩、黒木先輩、白石、それと竜

私と一緒に来て欲しいです

新井チカ

私達はどうすればいい?

今ここに攻め込んでいる奴らは、私と竜と同じで元は人間だ。

だから、楽に死ねるように殺して欲しい

柳澤優斗

わかった。ここは僕達に任せて欲しい

ありがとう。

行く前に皆私の前に来て

、、、命令する

皆生還しろ

ねぇさん、、、

田口蒼真

能力使われなくても大丈夫なのによぉ

よし。行くぞ

水戸部幸一郎

場所はどこなんだい?

太平洋にある地図にはない島です

田辺美紀

それじゃあどうやって行くの?

それは安心してください。私と竜は元々あそこの実験体。

体内にGPSのようなものがありましていつでも何処でも島の位置がわかり、GPSを起動すれば勝手に連れていかれます

私達は逃げる時に壊しましたがまだ破片は残っています。

そこで竜の能力と私の能力を組み合わせればGPSを直すことが出来る

早速だけど竜、お願い

うん、、、でもGPSを直すってことはすぐにあいつらに気づかれちゃうよ?

承知のうえだ

わかった

僕の体の一部をGPSに変えるからすぐにねぇさんは元通りの情報をGPSに入れてね

そう言うと竜は自分の小指を無理矢理とる。すると小指はドロドロに溶け液体状になった

その液体状の竜の一部はふたつのGPSの欠片にくっつき元の形へと戻った

命令する。

私の記憶を読み取りその通りに姿を変えろ

一瞬の出来事だった。GPSができたと思えば光に包まれ、気づけば海に囲まれた見知らぬ地へ来ていた

水戸部幸一郎

ここが

鯉田雫

研究所ですか?!

田辺美紀

なんなの、、、これは!?

辺りはどの国よりも発展した技術で作られたまさに近未来のような場所だった

ここは、島自体が人口物でできていてある時は海中に沈んたり、空に浮いて移動したりして人目を避けるだけでなく自然災害をも防ぐことが出来る

鯉田雫

凄く便利だね

とにかく、敵本部に着いたけど、、、おかしい

(もう既に我々が来たことは気づいているはず。なのになんの存在も感じない。それに門番もいないのはおかしすぎる。)

(戦争中だからか?)

ねぇさん、、、ここ、本当に研究所?僕達の周りにほとんど存在を感じないんだけど

水戸部幸一郎

?あそこに誰かいるぞ?

黒木悟

!!

黒木悟

父さん、、、?!

黒木満

、、、、、、

どいていてください

蓮は黒木の父親に手をかざすと光出した

田辺美紀

治癒?

専門ではありませんが多少は使えます。あとは

命令だ!

黒木先輩の父親黒木満!

死ぬな!

黒木悟

父さんは!!父さんは無事ですか?!

私の能力は他人に命令し支配する。それに逆らうことは誰だろうと神だろうと出来ない。

だから、黒木先輩のお父様は大丈夫です

黒木悟

、、、そう。よかった

ドサッ

鯉田雫

悟、少し休んだ方が良さそうだ。

黒木悟

いや。父さんの無念をはらさないと、一族の恥だ。

黒木満

僕は、、、戦う

それにしても、奴らは何処に?

とりあえずこの研究所に入ってみるしかない。

罠だとしても、、、

皆さん覚悟はいいですか?

研究所の扉に蓮がGPSをかざすと扉は開き建物の中が顕になった。

それでは行きますよ

田辺美紀

これは!

鯉田雫

外見より凄く内装が広い

黒木悟

おそらく空間をよじまげてこんな不思議な空間ができているんだと思う

水戸部幸一郎

それだけじゃない。床を見てみろ。ひとつひとつのマス目に細かいシステムが組み込まれている

水戸部幸一郎

まさに妖力と科学を組み合わせた恐ろしい場所だ。ここにいると未来がどんどん見えてきて気持ちが悪い

とにかく、やつの部屋まで行きますよ。

この研究所の創立者であり私達をこんな体にした張本人

美奈崎翔吾。

水戸部幸一郎

?!

水戸部幸一郎

日本人とは思いませんでしたね

えぇ。日本のトップが命令しても従わない者がいてその日本人は日本の軍人に強制的に連れていかれたり、妖怪に食われてしまった者もいる

美奈崎もその1人だ。

どうやら、妻と子がいたようだが妻は妖怪に食われ、復讐のためにこの研究所を作った。

田辺美紀

子供はどうなったの?

そこまではわかりませんでした。これは私の能力で無理矢理心を読んだ時に入ってきた感情ですから

でも美奈崎の脳内には復讐しかなかった。

黒木悟

復讐、、、

とにかく、罠があるかもしれません。会長の能力を頼りにあいつの部屋まで行くしかないです

水戸部幸一郎

あぁ、、、頑張らせてもらうy

水戸部幸一郎

!?

田辺美紀

、、、皆?

水戸部幸一郎

なんだ、、、この空間は!!

水戸部幸一郎

未来にこんなの見てないぞ

水戸部幸一郎

!!

水戸部幸一郎

まずい、、、見えた。我々を分散させて潰す。最悪の未来は、、、

鯉田雫

あれ?皆どこですか〜?

鯉田雫

黒木はここにいるけど皆いないなぁ~

黒木悟

恐く異空間?に飛ばされたんだよ

鯉田雫

あぁ〜なるほどなるほど。ってぇぇぇぇ?!

黒木悟

ノリツッコミお疲れ様

鯉田雫

とりあえず出口がないか探すかな

ねぇさ~ん、皆〜!!

白石君、どうしよう

絶対罠だよこれ

完全に異空間に飛ばされて僕達閉じ込められてるよ。

白石幸也

そんなの見りゃわかる

皆無事だといいけど

、、、

(この異空間、27の能力か?)

誰の存在も感じない、、、敵はいないのか?まぁ早いとこ、異空間を破壊して皆と合流した方が良さそうだ。

田辺美紀

最悪の未来?

水戸部幸一郎

あぁ、、、このままだとまずい!!

田辺美紀

ちょっと待って。その最悪の未来って結局なんなの?

水戸部幸一郎

、、、

水戸部幸一郎

返り血を浴びて真っ赤になった蓮君と倒れている竜君の姿だ

田辺美紀

!?

田辺美紀

そんな!、、、まさか

水戸部幸一郎

間違えない!!

水戸部幸一郎

急がなくては

04

なるほど。

田辺美紀

!?

田辺美紀

(全く気配を感じられなかった)

04

これは厄介なものを押し付けられましたね。

04

おっと申し遅れました。私は実験体ナンバー04。

04

御二方は水戸部幸一郎様と田辺美紀様ですよね?

04

遠いところわざわざ死にに来て下さりありがとうございます。

水戸部幸一郎

美紀、気をつけろ。

田辺美紀

えぇ。わかってる

田辺美紀

妖力の量が桁違いだもの。

04

さて、時間もあまりないので早速殺り合いますか

鯉田雫

ねぇ黒木〜

鯉田雫

もう10分くらい歩いてるけど全然出口みつかんないしなんなら私達以外何もないよ

黒木悟

皆も同じ状況だと考えると早くここを出た方がいいね

05

ヒヒヒ、、、出れるといいね

黒木悟

(いきなり現れた?!)

鯉田雫

スローモーション!!

鯉田雫

?!

鯉田雫

消えt

黒木悟

雫、後ろだ!

鯉田雫

倍速!

いきなり現れた男は雫の背後に周り込み、攻撃を仕掛てきた

鯉田雫

黒木!私の所まで全力で走って!!

雫の能力、、、速度は対象が1メートル以内になければ発動することができない

黒木悟

雫、、、俺はこいつを何とかする。お前はこの異空間を何とかしてくれ

鯉田雫

何とかって、、、

鯉田雫

わかった。その変わり必ず勝ってね

黒木悟

雫も、頑張って

白石君。君嗅覚良かったよね?

白石幸也

あぁん?舐めてんのか?嗅覚だけじゃねぇ。視力、聴覚も俺は誰よりも優れている

僕はこの異空間からの脱出方法を知っている

白石幸也

!!

この研究所では、価値のない者や暴走した実験体の攻撃を的確に対処しつつ処分するために僕達は一人一人の能力を把握させられたんだ

その実験体の中に異空間を作り出せる能力者がいた。そして弱点もわかる

でも弱点をつくには君の力が必要なんだ。

協力してくれるね?

白石幸也

処分、、、か

白石幸也

胸糞悪ぃな。だが今はためになったから良しとすっか

白石幸也

それで?俺に何をしろと?

僕達は異空間に飛ばされたんじゃなく、閉じ込められたが正解なんだ

白石幸也

結局異空間の中にいるなら同じなんじゃね?

これはかなり違うんだ。飛ばされた場合必ず何処かに出入口があるんだ。でも閉じ込められた場合出入口は完全にないと考えていい

でもさっき言ったように異空間には弱点がある

それは元の世界と異空間の間には必ず亀裂があって一気に破壊することができるんだ

白石幸也

俺に亀裂を探せと?

うん!

白石幸也

ひとつ聞く。この異空間大きさはどれくらいだ?

さぁ?

白石幸也

俺は嗅覚だけでも1キロメートルまで嗅ぐことが出来る。だが今全く変わった匂いもしない

う~ん、、、

しょうがない。これしか方法を僕は知らないからとりあえず頑張るしかないね

白石幸也

はぁ、、、

白石幸也

めんどくs

白石幸也

誰だ!

02

あれ?バレちゃった

お前は、10!!

02

今は02だ

02

久しぶりだなぁ〜不死身

02

いや、ただのスライム野郎か

お前はねぇさんが倒したはず

02

あぁ〜痛かったよ

02

あの方が僕に新しい能力を与えてくれなかったら死んでたね

新しい能力、、、だと?

02

あぁそうだ、不死身野郎。いや元03

02

この力で貴様を殺してやろう

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