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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ミスターレッド

きゅ………急に何言ってんだよ!?

ミスターレッド

爆薬……?

ミスターレッド

それにヤバい施設って……

アマラ

まぁまぁ、落ち着け少年

アマラ

そんなに難しい話じゃ無い

アマラは相変わらず笑みを浮かべている

ルカ

いや……危ない施設とか言われたら焦るだろ!

ルカ

それに何で俺まで巻き込まれてるの……?

ミスターレッド

何でこんな井戸の底に爆薬がある

ミスターレッド

まさか、俺達諸共吹き飛ばすつもりか?

アマラ

そんな荒い事はしないね

アマラは流石に呆れた様な表情をする

アマラ

今説明するからちょいと待ちな〜

アマラは爆薬をスッと指差す

アマラ

これはわしが集めた爆薬だ

ミスターレッド

へぇ………

ミスターレッド

んじゃ、何処から持ってきたんだ?

アマラ

中級兵共のアジトだ

ミスターレッド

中級兵の……アジト…?

アマラ

ああ、そうだとも

アマラ

そこには爆薬がたんまりあってなぁ〜

アマラ

保管しておくには勿体無い程にね

アマラ

んで、それをちょっくら拝借して保管してるって訳

ミスターレッド

へぇ………

ミスターレッド

じゃあ、俺達にもその仕事を手伝って欲しい訳か?

ミスターレッド

でも、何で爆薬なんかが必要なんだ?

ミスターレッド

俺達だけ島の外に出れば問題解決だろ?

レッドは単純な質問をアマラにぶつける

アマラ

うぅん……そういう訳にもいかんのよなぁ…

アマラはうーんと唸り出す

アマラ

わしが想定している脱獄計画ってのはな……

アマラ

もっとパッとしてて……デンジャラスで…芸術的で…

アマラ

ドーンとしててバーンとしてて……

ミスターレッド

ちょっと何言ってるか分かんねぇな

ミスターレッド

まず……爆薬が必要な理由から話してくれるか?

アマラ

おう、分かった

レッドの言った事をアマラはすんなりと受け入れる

アマラ

爆薬が必要な理由……それはな…

アマラ

単純明快、この島を破壊する為さ

ミスターレッド

は?

ルカ

へ?

レッドとルカがほぼ同時に疑問の籠った声を漏らす

アマラ

今のこの島の現状は酷いものだ

アマラ

お前らも見てきただろう?あの惨状を

ミスターレッド

島の……現状…

レッドの頭に数々の出来事が過ぎる

中級兵の暴行

痩せ細った人々

ソウヤの死

アマラ

前も説明した通り、この島は上級国民が下民を働かせるシステムで成り立っている

アマラ

だが、中級兵が無駄な殺戮をした所為で人手が足りなくなってなぁ……

アマラ

お前さんみたいな外部から攫われる被害者が出始めた訳だ

ミスターレッド

はぁ………

アマラ

そんな状態のまま、放っておく訳にもいかないだろう?

アマラ

ならば、去り際に島をドカンと壊してしまった方が気持ちが良いだろう?

アマラ

それに、脱出時に混乱を起こせばわしらも見つかりにくくなる

ミスターレッド

なんか面倒くせぇな

アマラ

まあな

アマラ

これに関してはわしの事情も絡んで来るから必要無いと言えば無いが……

アマラ

これ以上、死人を出す訳にはいかないだろ?

ルカ

死人……………

ルカ

あ……

ミスターレッド

……ソウヤ

ソウヤが死んだ日が鮮明に蘇る

死ぬ必要の無かった人があの日、無惨にも散っていった

そんな現状を変えなくても良いのだろうか?

アマラ

どうやら心変わりしそうな様だな

アマラ

後はもう一つ

アマラ

重大な理由がある

アマラ

それはな………

アマラ

この島全体が監視カメラで監視し尽くされているという点だ

ミスターレッド

島中が監視されている?

ミスターレッド

じゃ……じゃあ…

ミスターレッド

今まで歩いてきた場所は全て監視されていたのか?

アマラ

ああ、そうだ

アマラ

上級国民も無駄なもんに経費を割くもんだよ……

アマラ

この島はあり得ない数のカメラに監視されていてな

アマラ

しかもそのカメラってのが………

アマラ

少しでも怪しい動きを感知すれば、すぐさま人間を銃殺する事ができる機能付き

アマラ

わー、すごいすごい

アマラはニヤニヤしながらも心の籠らない声でカメラを褒めた

ミスターレッド

物凄い高性能カメラなんだな……

ミスターレッド

欲しいくらいだぜ

アマラ

まぁな

アマラ

昔はこの国も栄えていたもんさ

アマラ

過去の産物ってもんよ

アマラ

だから……そのカメラを破壊するって意味でも爆薬が必要ってな訳よ!!

アマラ

分かったかい?少年よ

ミスターレッド

まぁ……大体分かったぜ

アマラ

おやおや〜?まだよく分かってない感じですかぁ〜?

アマラ

それとも、この国の歴史でも聞きt

ミスターレッド

歴史の勉強はごめんだぜ

アマラ

ちぇ……

アマラはノリノリでレッドに詰め寄っていたが、レッドに拒否をされた事により身を引いた

ルカ

じゃあ……俺達はその爆薬集めを手伝うって事?

アマラ

そーとも!!物分かりが良いな金髪の少年!!

アマラ

こっちの赤髪の少年とは大違いだねぇ〜?

アマラはいつにも増して此方を弄ぶかの様なニヤニヤとした笑みを浮かべている

ミスターレッド

げっ……何だよ…

ルカ

でも……アマラだけでこんなに集められるなら俺達要らなくない?

目の前に置かれている沢山の爆薬は数え切れない程の数がある

恐らくこの爆薬を着火したら島の森ごと吹き飛ぶであろう

アマラ

それがなぁ……

アマラ

ある日突然、中級兵のアジトの警備が厳重になったもんでな……

アマラ

わし1人の力じゃ内部に侵入する事さえままならなくなってなぁ……

アマラ

それで困っていた訳さ

アマラ

そ•こ•で!!

アマラは「で」を強調しながらレッドとルカを指差す

アマラ

丁度良さそうな君達が現れた訳〜!!!

ルカ

え……俺も丁度良さそうな人に含まれてるの?

アマラ

ああ、そうだとも〜!!!

ルカ

何で……俺なんてレッドより断然弱いのに…………

ルカ

ソウヤが死んだのだって……

アマラ

まぁまぁ、そう悲観するな少年よ〜!

アマラは自身の目を指差しながらルカにこう言った

アマラ

君の「目」は他よりも力があるじゃ無いか〜!!

ルカ

目…………?

アマラ

ともかく〜!!

ルカは何を言ってるのか分からないとでも言いたげな表情をする

アマラ

君達には今日から、爆薬集めを手伝ってもらいまーす!!

アマラ

あ、まだ作戦の第一フェーズだからまだまだ仕事はあるからねー!!!

ミスターレッド

えぇ……

アマラ

脱獄、したいんだろう?

アマラ

それなら、わしにお任せ☆

アマラは何故かキャピ☆とした表情をしながらウインクをした

アマラ

さっき言ってただろ?

アマラ

「俺達だけだとどうにも出来ない」って

ミスターレッド

まぁな………

ミスターレッド

お前が本当に脱獄の力になってくれるのであれば……

ミスターレッド

ちゃんと手伝ってやるぜ

普段は何でも面倒くさがるレッドも、今回ばかりは面倒くさがっていられない様だ

アマラ

お!!交渉成立ですねぇ!!

アマラ

ささ!!早速準備といきましょうか!!

ルカ

え……これって俺も参加する?

アマラ

もっちろーん!!もちろんのろーん!!

ルカ

えぇ………

アマラ

参加するよね?…………ね?

アマラがニコニコの笑顔で圧を掛ける

ルカ

うぅ………分かったよ…

アマラ

という訳で!!今日から此処が君達のアジトでーす!!!

ミスターレッド

………え?

アマラ

だって、あんなボロい家に一々帰るのって面倒でしょ?

ルカ

ボロい家………

ルカが若干顔を俯かせる

アマラ

それに、働いて貰うのに対価が無いのは酷いだろ〜?

アマラ

うちはホワイト企業だからね〜!!

ミスターレッド

企業………?

アマラ

あ!!!ちゃんと個室はあるからね〜

アマラ

後で案内してあげるから、楽しみにしててね〜

怪しい、怪しすぎる

そもそも、爆薬がぎっしり詰まっている家でスヤスヤと寝たくは無い

絶対に気は休まらないだろう

アマラ

それじゃあ、早速中級兵のアジトにご案内致しましょう

ルカ

え!?もう行くの!?

アマラ

行動は早めにしないとなぁ〜

アマラ

ボケッとしてたらいつの間にかこの島の経済が破綻するかもしれんだろ?

ミスターレッド

じゃあ、早速案内してくれるか?

アマラ

と、行きたい所ですが〜

アマラ

まずは着替えをしないと、中級兵に怪しまれちまうぞ〜?

ミスターレッド

着替え?

アマラは足元の箱をゴソゴソと漁っている

アマラ

えっと……確かこの辺に…

アマラ

よし!!これだ!!

アマラ

中級兵の服〜(コピー品)

アマラは某猫型ロボットの如く服を掲げた

アマラ

これを着て潜入していただきまーす!!

ミスターレッド

お……おお!!

ミスターレッド

なんか本格的になって来たな!!

アマラ

そうだろう?

ルカ

服だ………ちゃんとした服だ…

ルカは目を輝かせながらぶつぶつと呟いている

アマラ

ちゃんと全員分あるから気兼ねなく着ろよ〜?

アマラ

あ、新品だから安心しろよなぁ

ミスターレッド

ああ、ありがとな

レッドはアマラから服を受け取る

箱などの重なっている物陰に隠れ、ササっと着替える

ミスターレッド

すげぇ……すげぇよこれ…

レッドは自身の服をまじまじと見つめ、声を漏らす

アマラ

だろう?

アマラ

わしのコピー技術を舐めるなってもんよ!!

アマラは嬉々としながら胸を張った

ミスターレッド

まあ、物を勝手に複製するのは絶対良く無いとは思うけどな

アマラ

ルカは着替えたか?

ルカ

うん!!早速着替えた!

ルカも着替えた事によりテンションが上がったのか少し笑っている

アマラ

さささっ!!!早速中級兵のアジトに行くぞ?

ミスターレッド

何処から行くんだ?

アマラ

ご心配なく、このアマラ様が安全なルートを開拓し尽くしてるんですよねぇ

アマラが突然しゃがみ込む

床の板を持ち上げると、そこには小さな穴が空いている

アマラ

此処から行くんだ!!

アマラ

さぁ着いてこい!!

アマラはズンズンと穴に入り込んでいく

ミスターレッド

本当に大丈夫なのか……此処…

そう言いつつ、レッドも穴へと入っていく

ルカ

う……狭い所嫌だな…

レッドの後に続き、ルカも穴へと入って行く

穴の奥に広がった景色は___

脱獄計画第一フェーズ

爆薬収集

このフェーズは主に中級兵のアジトからの爆薬の収集、強奪を目的とする

警備がより厳しくなった中級兵の警備を潜り抜け、アジトの内部に潜入する

内部構造は不明、アマラのみが知る

ミスターレッド

此処は………

アマラ

下水道さ

アマラ

酷い匂いがしてするだろう?

アマラは相変わらずニヤニヤしつつ、少し怪訝そうな顔をしながら鼻を摘んでいる

ルカ

げ………気持ち悪い匂い…

アマラ

10年以上使われていない様な場所だからな

アマラ

下手したら、お前らの生まれる前から使われていないかもしれないな

アマラは壁を擦り、何かを取る

ミスターレッド

ミスターレッド

何してるんだ、お前

 アマラは壁から取った物をレッドに見せつける

アマラ

ほれ、カビだぞ

ミスターレッド

な………

ミスターレッド

何見せてんだお前!!

レッドは目の前にあるアマラの手をはたく

アマラ

うひひひひひ……

アマラは不気味な笑い方をする

ミスターレッド

ちっ…………何だよ…

ミスターレッド

早く案内してくれないか?

アマラ

そうだな

アマラ

わしらは下水道掃除に来た訳じゃ無いからな

アマラは手にこびり付いたカビをペッペと払った

アマラ

ほれ、行くぞ

アマラが2人の先を歩き出す

ミスターレッド

んじゃ、行くとするか

ミスターレッド

行くぞ、ルカ

ルカ

お……おう!!

ルカ

行こう!

ミスターレッド

……………ルカ

ミスターレッド

大丈夫か?

ミスターレッド

さっきから少し元気がない様に見えるぜ?

ルカ

あ………

ルカ

全然大丈夫だよ!!

ルカ

ほら、置いてかれちゃうよ?

ルカ

俺先に行ってるから!!

ルカが先に走って行く

ルカに少しはぐらかされた風に感じたが、それ以降特に何も言わずに歩いて行った

ミスターレッド

なぁ、アマラ

アマラ

何だ?

アマラ

何でも聞けよ〜?

アマラはどんと来いと言う様に得意げな顔をする

ミスターレッド

この下水道は昔作られた物なんだろ?

ミスターレッド

こんな大掛かりな物を作れるくらい、昔は栄えていたのか?

アマラ

うーん、そうだなぁ

アマラ

「地上の楽園」みたいな風に言われる程度には栄えていたな

ミスターレッド

………楽園か

ミスターレッド

とてもじゃないが、今はそんな風には思えないな

アマラ

だろ?

アマラ

国のトップに立つ奴が変わってから、この国は変わってしまったんだ

アマラ

今国のトップについてるあいつは……まさに独裁者と言った感じだな

アマラ

フェデラーと言う名の男だ

アマラはニヤけ顔でありつつも少し真剣な声色をしている

アマラ

あいつが国のトップに立つや否や……

アマラ

訳の分からない法律やらルールやらを作り出して……

アマラ

終いには一般庶民を「下民」なんて呼び出したよ

アマラ

中級国民が強制的に兵士にされる法律ができたのも……この頃だな

そう言った時、アマラは一瞬ルカを見たように思えた

ミスターレッド

……そうなんだな

ミスターレッド

そのフェデラーって奴の所為でこんな事になってるんだな

ミスターレッド

………ちっ

アマラ

ま、そいつに一泡吹かせてやる為にも

アマラ

今、国を破壊する為の武器を調達しようとしてる訳さ

アマラ

わしも、”役立たずは役立たずなりに”……

アマラ

誰かを助けてやりたくてな

ミスターレッド

……俺もお前の意見に賛成だ

ミスターレッド

そのフェデラーって奴の所為で……

ミスターレッド

亡くならなくても良い命が……

ミスターレッド

理不尽に奪われた

ミスターレッド

そんな現状、放っておけねぇ

ミスターレッド

現に俺も攫われて来た身だ

ミスターレッド

他人事なんかじゃねぇ

ミスターレッド

俺以外も攫われた人々の中には、殺された人々だっていた

ミスターレッド

今生きてる奴らも…きっと……

ミスターレッド

そんなの、許せねぇからな

レッドは真剣な瞳でアマラの顔を見る

アマラ

お?その気になったようだなぁ

アマラは相変わらずニヤニヤしている

だが、その顔の奥には何か決意のようなものが籠っていた

アマラ

おい金髪、お前さんも聞いてたか?

アマラが突然ルカに話し掛ける

ルカ

え!?

ルカ

なっ…何…?

アマラ

この赤髪は、この現状を放っておけないらしいな

アマラ

何とも臭いセリフを口にしたもんだなぁ

ミスターレッド

な……何だよ!

ミスターレッド

悪かったかよ……

アマラ

別に?

アマラ

ルカ、お前はどう思う

ルカ

え……?

アマラ

脱獄、お前もしてみたいと思うだろう?

ルカ

………脱獄

ルカ

そりゃあ……してみたい…けど

アマラ

そうか

アマラにしては珍しく、素っ気なく返事をする

アマラ

まあ、その気になったら言ってくれ

アマラ

お前さんの事も沢山働かせてやるからなぁ!

ルカ

………え

アマラ

はっはっは!!!

アマラの笑い声が下水道内に響く

すると、現場から一筋の光が差している事に気づく

アマラ

あそこが出口だ、早速ハシゴで上るぞ〜?

アマラがスタスタとハシゴを上っていく

それにレッドとルカも続き、上っていく

真っ白な日差しが目を突き刺す

3人が下水道から出ると、目の前には大きな建物が立ちはだかっていた

ミスターレッド

これが……中級兵のアジトなのか?

アマラ

大せいかーい!!

アマラ

此処が中級兵のアジトでーす!!

ミスターレッド

よくテンション上げれるな……お前…

アマラ

役立たずの馬鹿なので空気とか読めないんでね〜!!

ミスターレッド

そうなのか……?

ミスターレッド

まずテンションを下げろよ

アマラ

分かった

アマラは急激に声を下げ、真顔になる

ミスターレッド

極端だな、お前

ミスターレッド

………というか

ミスターレッド

なんか慣れないからやめろ

アマラ

何だよ〜指図ばっかり〜

ルカ

(この人……大丈夫なのか…?)

アマラ

って、こんな事してる場合じゃなくて〜

アマラ

早速中級兵のアジトに突入しちゃうよーん!!

アマラ

ほれほれ、お前さん達も来いよ〜

ミスターレッド

分かったよ……

アマラ

んじゃ!!早速検問所に行くよ〜

ミスターレッド

検問所?

アマラ

この施設に入る為に通過しなければならない場所さ

アマラ

別の場所から侵入しようものなら……

即銃殺

ミスターレッド

うげっ……マジかよ…

ミスターレッド

そのくらいも許されねぇってのか…

ルカ

大丈夫なのか……?

ルカ

これ……偽物の服なんだろ?

ルカ

バレたら……ヤバいよね…?

アマラ

大丈夫よ〜

アマラ

何たって、このわしが作った服だからな!!

アマラ

はっはっは!!

ルカ

(余計信用できない……)

アマラ

ほれ、早く検問所に行くぞ〜

アマラは特に焦った様子も見せず、歩いて行く

アマラ

いいか、お前さん達

アマラ

怪しい言動は絶対するんじゃないぞ

ミスターレッド

分かってるさ、そんな事

そう返事すると、アマラは検問所へと進む

検問所には小太りの男が1人座っていた

ルカ

(緊張する………)

アマラ

少し良いか?

アマラは検問員に話し掛ける

検問員

何だ?

検問員は気だるげな声で返事をする

アマラ

中級兵の者だ

アマラ

此処を通してくれないか?

検問員

へいよ

検問員はやる気のなさそうな声で返答する

アマラ

このまま通るぞ、お前さん達!

アマラが小声でそう言った

ミスターレッド

ああ、分かった

レッドも小声で返答する

その時

検問員

ん?

検問員

お前ら、見ねぇ顔だな

検問員に引き止められる

引っかかったのは

レッドとルカだ

検問員

お前ら、本当に中級兵か?

検問員の男にそう問われる

その時、心臓が弾け飛んでしまいそうな程に音を立て始めた

この作品はいかがでしたか?

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コメント

5

ユーザー

レッド君!ルカさん!引っ掛かっちゃったー!胡散臭いけどアマラさん助けてー! にしても切り方やっぱ神様ですね 島ごと爆発やら監視カメラの話やらアマラさんはルカさんとソウヤさんの脱獄計画知ってたんですかね…… あとあの独裁者とやらは最後肉片にしてやろうぜ☆

ユーザー

いつ見てもステラさんのお話しは面白すぎる!続き楽しみにしてる!

ユーザー

真顔で読んでたのに、某ネコ型ロボットさんの登場で笑ってしまったw あの島を破壊する暁には、フェデラー諸共爆発しちまえ((殴

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