腰の痛みで目が覚めた
見えるのは見慣れた天井
黄
戻って、来たんだ
昨夜のことは、覚えていない
逃げ出そうと、
家から出た所までは微かに記憶にある
そこから先は頭が痛くて、思い出せない
でもここに戻ってるってことは
捕まったと同じこと。
黄
涙が零れそうで、起き上がろうとした
はずだった
後ろから引っ張られるように、
身体が元の体勢に戻る
ジャラッ
黄
重い鎖のようなもので手足が拘束され、
頸には首輪がつけられていた
黄
ついに監禁された、?
いや、
前も監禁と同じような物だったけれど
黄
涙が頬を伝う
昨日も随分泣いたのだろう
目が痛い
黄
腰もお腹も痛い
ナカに出されたんだろう、きっと
青ちゃん、なんであぁなっちゃったの、
ガチャ
青
青
何事も無かったかのように彼は微笑む
青
青
恐怖で涙がとまる
黄
仰向けのまま起き上がれないため、
彼の顔はよく見えない
きっと、怖い顔してるんだろうなぁ、
青
青
今日から監禁するね
や、っぱり…
黄
ダメだと思ってもまた涙が出てくる
青
彼の手が僕の頬に触れる
黄
青
青
君の唇が僕の唇に触れた
黄
容赦なく口の中を犯される
僕は起き上がれないため、彼が僕に馬乗りになっている状態だ
1分ほど経過したが、まだ口を離してくれない
黄
手足が拘束されているため、抵抗もできない
息が続かない、
黄
苦しくて、また涙が出そうだった
気絶する直前、唇が離された
青
青
黄
肩で一生懸命に息をしようとするけれど
中々呼吸が整わない
黄
過呼吸になろうとしていた
青
青
青
そう言いながら僕から手錠と足枷を外す
青
軽々しく僕をベッドから抱き上げ、
赤ちゃんみたいに背中をとんとんする
黄
段々と落ち着いてきて、睡魔に襲われる
青
青
彼の腕のなかは、何故か安心してしまう
自分を監禁して、暴力振るうような奴なのに、
優しかった彼が、まだ消えなくて
黄
ここからは、眠りについてしまった
起きたらなにをされるかも知らずに
コメント
5件
いやまじ最高、今までで一番すきです、、
「優しかった彼が、まだ消えなくて」が切なすぎて泣きそうになった