――ピッピッピッピッ
病院のベットで永玖が点滴をして眠っている。
颯斗
永玖、何があったんだよ
颯斗
なんで、、
颯斗
なんで何も言ってくんないんだよ
言葉が届かないまま消えていく。
ーガラガラ
直弥
颯斗、明日の仕事オフなったって
直弥
その状態じゃ無理だろうから
颯斗
(……なおくん)
颯斗
ありがとう
直弥
きっとしばらく入院になるだろうってさ
直弥
合鍵まだ持ってるんでしょ?
荷物とか持ってきてよ
荷物とか持ってきてよ
直弥
…それで少し颯斗も休んできな
颯斗
……永玖のそば、離れたくない
俺は永玖の右手を強く握った。
直弥
颯斗
直弥
颯斗が倒れたら、
元も子もないでしょ?
元も子もないでしょ?
なおくんに説得されて、 渋々病室を後にした。