この作品はいかがでしたか?
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───ガチャ
控えめにドアを開く音が響く
Cross
Crossが安堵した束の間、自身の上司の声が聞こえた
Nightmare
Cross
Cross
Nightmare
Cross
Nightmare
Nightmare
Cross
Nightmare
それまでに残りの書類をまとめておくか…
俺は書斎室に向かって淡々と仕事をこなす
─そして時刻は9時をまわった頃
コンコン、と控えめなノック音が響く
Nightmare
一泊おいて、ガチャリと扉を開けて入ってきたのは自身の部下であるCrossだった
Cross
Crossは右手に紅茶らしきものをトレイに乗せて入ってくる
ここに座れ、と自身の向かい側のソファに座るように指示する
Crossは素直に従って上質な皮でできているソファに腰を降ろした
そしてまだ湯気立つソレをローテーブルの上に置く
Cross
目上の人に先に紅茶を進めるのが普通だろう
しかし今はその行動すら怪しく思えてしまう
Nightmare
かと言って俺は毒が効く体質ではないので無駄なのだが…
Nightmare
Cross
Crossは少し眉を下げて残念そうな顔をする
が、今のこいつの感情が読めない
Nightmare
Cross
Nightmare
ここは直接的に聞いたほうが良さそうだ。
Nightmare
Cross
やはり嘘をつくか
Nightmare
Nightmare
Cross
Nightmare
Cross
Crossは恥じるようにポリポリと頬を掻いた
Nightmare
俺はCrossの首元に触手を突きつける。
Cross
Nightmare
Crossはそれを避ける事もなくNightmareを見つめる。
そしてハァ、と溜め息をつくとクツクツと笑い始めた。
Nightmare
"先輩"
突然、俺の声を遮ってCrossが喋り始める。
─そろそろ紅茶、冷めちゃいますよ?
Nightmare
Crossの意味不明な問いに疑問符を浮かべると同時に強いポジティブを後ろから感じた
Nightmare
ポジティブ?
─何故気が付かなかったのだろうか。
Nightmare
後ろにはいつの間にか矢を構えたDreamが立っていた。
Dream
Nightmare
Dream
そして、俺に向かって矢を向ける
──放つ
咄嗟に避けようとするが─遅かった
Nightmare
一度ポジティブが含まれた矢に当たれば当然、俊敏力は落ちるわけで
その後俺はDreamから大量の矢をプレゼントされたお陰で動くことができなくなっていた。
Nightmare
Cross
Nightmare
Dream
Nightmare
Cross
Dream
倒れるNightmareの元へゆっくり歩きだすDream
Nightmare
Dream
そう言うとDreamは優しくNightmareを抱きしめた
Nightmare
具体的なモノは吐き出さなかったものの胃液で口周りが汚れてしまった
Cross
Dream
Cross
Cross
そう言うとCrossはテーブルの上にある紅茶を持って近づいてくる
Cross
Nightmare
最早抵抗する気力も残っていない俺は大人しく紅茶の侵入を許してしまった
飲みこんだソレは多少口から溢れてしまったものの全て注ぎ終わるとCrossは嬉しそうに俺の頬を触って微笑んだ
Cross
そして─味わう暇もなく強烈な眠気が襲ってきた
Nightmare
Cross
Nightmare
文句を言おうとしたが眠気に抗うことは出来ずに
カクン、とNightmareは眠ってしまった
Cross
CrossはNightmareを抱いて立ち上がる
Dream
Cross
もう少しですからね
"先輩"
〜オマケ〜
真夜中の道中。二人の怪しい影が動いていた。
Cross
Dream
眠ってしまったNightmareを抱きながらCrossはDreamに話しかけた
Cross
Cross
Cross
Dream
Dream
Dream
Dream
Cross
Cross
Dream
Dream
Cross
Cross
Cross
Cross
Cross
Dream
Cross
Dreamの圧のある声色にびっくりする
Dream
Dreamはいつもと変わらない笑顔を浮かべているはずなのに今は恐ろしく見える
Cross
Cross
先輩とはまた違った怖さにCrossは乾いた笑いを浮かべた
コメント
8件
やばい続きがめっちゃ気になる……。
やばい…好き……