廉
言えるわけ‥ないやろ‥‥

廉
(そーや、言えるわけない。俺のせいで‥‥‥

廉
俺はダンスが苦手や!どんだけ‥ハァハァ‥頑張っても紫耀たちには敵わへん‥‥ハァ‥ハァ。特に紫耀と海人との3人の時は、俺だけが‥ハァハァ

廉
3人で並ぶのが怖いんや!ハァハァハァ

紫耀
廉‥‥‥

廉
ティアラがいてくれてる、っはぁっ、見に来てくれてる。分かってるけど‥ハァ‥‥俺はKing & Princeとして認めてられてるのか‥ハァ‥‥不安で仕方ない‥‥

その瞬間、紫耀に腕を引かれて抱きしめられた。そして背中をさすられた。
紫耀
大丈夫。まずは落ち着こ?

廉
‥‥‥‥

廉
ごめん‥‥。

紫耀
廉?

廉
なんや?

紫耀
そろそろ行かなきゃじゃん?

廉
うん。

紫耀
でさ、どうせ俺らお互い出る予定のやつ終わってたり、やってなかったりすると思うんだ。

廉
そーやな。ごめんな‥‥

紫耀
うん、だから‥‥

廉
うん?

紫耀
あの時の曲やらない?

廉
あのとき?

紫耀
Brother‥‥2人で‥

廉
え‥‥

紫耀
もちろん今は恋人だけど、俺ら2人で歌った曲で1番しっくりくるし、思い出の曲でしょ?

廉
‥‥うん

紫耀
いい?

廉
やろう。でも急にできる?

紫耀は急に立ち上がり、俺の手を引いてステージ袖まで走った。
紫耀
遅くなりました!

マネージャー
あ、来た。もう大丈夫なの?

廉
すみません。もう大丈夫です。

マネージャー
良かった。それより、みんな頑張ってるわよ。

みんなが必死に俺らがいない間、トークしたり歌ったりしてくれたらしい。
紫耀
それで1ついいですか?

マネージャー
どうした?

紫耀
廉とJrの頃にやったBrotherやらせてもらえませんか?

マネージャー
え?

紫耀
お願いします。4人に任せちゃった分、2人で頑張ります

マネージャー
振りとか大丈夫なの?

廉
きっと‥大丈夫です。

海人
大丈夫?

廉
うん、ごめんな

優太
マジで大丈夫?

廉
うん、ありがとな

玄樹
良かった〜

勇太
何があったのか心配したよ〜

廉
マジですみません!
